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“逃亡者”たちと、今年100年目の独立国


ハリソン・フォード主演の映画「逃亡者」において…。
トミーリー・ジョーンズ演じる連邦保安官の追跡を、
パレードで賑わう街中から、ふり切るシーンがある。
この「逃亡者」は…。
妻を殺害された医師が、その罪を背負わされたことから、
逃亡しながらも、真犯人を追い続けていくという、
往年の名作テレビドラマをリメイクした映画になり。
なんとベースとなったドラマは、
テレビ放送がモノクロ(白黒)だった時代のものになる。
無実の罪で逃げ続ける主人公(ハリソン・フォード)が、
犯罪者として保安官(トミーリー・ジョーンズ)に追われていく構図は、
主人公に対する敵役が、悪者でないものとなり。
主人公以外の登場人物にも、魅力と存在感を与え。
悪者をやっつけたら、“お終い”とはならない物語にもしている。
その後、色々な派生作品が、ドラマや映画以外でも生み出されているけど、
残念ながら、(二番煎じのような)模倣作品なドラマや映画作品も多くあり。
ドラマや映画を楽しみにしている人間としては、
もうちょっと往年の名作に敬意を払って欲しいところ。

さて…。
この映画「逃亡者」で、ハリソン・フォード(キンブル医師)が、
シカゴの街で、トミーリー・ジョーンズ(ジェラード保安官)を、
ふり切ったシーンに戻るけど。
この日は、アイルランドの祝祭日(3月17日)、セントパトリックデーとなり。
世界中のアイリッシュが祝うものとなっている。

聖人(セント)パトリックとは、アイルランドにキリスト教を広めた聖人であり。
セントパトリックが、キリスト教の根本教義である、
「三位一体」を説くのに用いた、
三つ葉のクローバー(シャムロック)の色で彩られる。

テレビドラマからリメイクされた、映画「逃亡者」も、
もう20年以上前に公開された作品(1993年)であり。
本当は、シカゴの街におけるセントパトリックデーだったのかは?
手元の資料では、ちょっと自信がもてないところ。
いずれ見直して確認するつもりです。



蛇足:
昨年、2021年が、ソヴィエト連邦の解体から、
30年目となる記念すべき年なら…。
2022年は、アイルランドが独立してから、
100年目を迎えた年であり。
アイルランドの祝祭日(3月17日)には、
アイルランドのビール(ギネス)で盛り上がろう!!
…というつもりだったけど。

ウクライナでの、ロシア軍の侵略行為によって、
そんな気分も吹き飛ぶほどの世界情勢となり。
一気に、急降下、ガックリしています。
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