世界39ヶ国の企業における女性経営幹部の比率、タイランドが45%でトップ、日本は8%で
インドやアラブ首長国連邦と共に最低だった、という調査が ・・・ 昨日からの続きです。
調査報告を したグラント・ソントン (タイのディレクター) が、タイで女性幹部が多い理由について
下記のような解析を していました・・・
* 男女ともに平等に出世の機会を 与える文化が根付いている
* 企業が女性に幅広い業務を こなす機会を 与え、人材育成を 図っている
* 幹部クラスの女性は 出世意欲が強く、困難な仕事にも積極的に挑戦していく
* 独身・晩婚化で出世の機会が増えている
* 既婚者・子供がいる女性に対する社会の理解・協力が得られている
( 他の国よりも産休・育休、フレックス勤務、自宅勤務を 認めている企業が多いこと、
また 親族による子育て支援も多い )
・・・ 等々が挙げられていました。 個人的な意見として、上述に 勝手な 補足しますと、「男女ともに
平等に出世の機会を 与える文化」 云々とありますが、これは あくまで大卒者に限られますネ。
タイでは大卒者の割合も女性が多く、社員、職員の殆んどが 女性という職場も一般的です。 特に国立
大学など 卒業したら、男女なんか関係ありません。 優秀で仕事が出来れば、ドンドン上に行けます!
「独身・晩婚化で出世の機会が増えている」 では、女性大卒者の割合が多く 結果として、ホワイトカラーの
女性が釣り合う結婚相手を 見つけられず、独身のまま仕事を 続けるケースも多いような気もします。
逆に 独身だったり結婚が遅いことが、タイ人女性が企業で出世する理由にもなってしまうのかな? (笑)
あと タイの社会で忘れてならないのが、親族経営に重きを 置くことですネ。 例えば タクシン元首相が
いくつもの組織を 持てば、妹であるインラック現首相を 通信会社のトップに就かせたように 親族で組織を
固めることが実に多い。 また 男子の跡取りが居なければ、日本ですと 二代目は娘婿が後を 引継ぐのが
多いんでしょうが、タイ社会は二代目を 自分の娘たちが継ぐケースが殆んど・・・ この辺の文化の違いも
影響しているでしょうねぇ~
でも この文化の違いは、日本だけでなく先進国と後進国の数字にも表れているような気がします。
日本を除いたアジア太平洋地域の平均は27%であったのに対し、先進7カ国 (G7:日本・米国・カナダ・
英国・ドイツ・フランス・イタリア) の平均値は、世界平均20%を 下回る16%と低かったんです。
女性を CEOに起用する企業の割合は、アジア地域で高く、首位タイの30%の後に、中国(19%)、台湾
(18%)、ベトナム(16%)と続いていますものネ。 まだ 後進国のオーナーは、一代目が多いですから…
そう、そのオーナーは中国系が多いので、タイの文化というよりは中国社会の影響なのかもネ・・・
まぁ~ どんな理由があるにせよ、タイと日本では数字が離れ過ぎですよネ。
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