タイの僧侶は、托鉢の供え物によって、太ったり 痩せたりしてしまう、なんて ちょっと 滑稽です。
供え物を 捧げる市民は、このことを 知っているんでしょうか ・・・ 昨日からの続きです。
太り気味の僧侶が多いことに、事態を 重くみたタイ保健省は、「僧侶の健康に関する基準」を 策定し、
全国の寺院を 対象に、健康診断の導入やストレッチなどの軽い運動を するよう呼び掛けているとか。
しかし 昨年の時点で、全国3万寺院のうち 基準を 満たした寺院は 1割程度だったようですヨ。
僧侶側に働きかけるだけでは限界があると、市民にも協力を 仰ぎ、「僧侶の健康を 気遣うことこそが、
幸せな来世に繋がります」 という文言を 入れ、写真付きで 油や塩分を 控えたお供え用の
料理レシピを まとめた冊子を 作成し、2011年7月から市民への配布を 始めています。
今の生活の中で、古いしきたりを どう守っていくか市民にも考えてほしい、と訴えています ・・・
ワタシが住んでいるスクンビット通りにも 毎朝 数名の僧侶が交代でやってきます。 オレンジ色の
袈裟を まとった僧侶が来ると、近隣住民や出勤途中の人々が集まってきます。
その朝の托鉢の供え物を見ていると、白米やおかず等は 勿論ですが、確かに即席めん・ 栄養ドリンク
なんかもありますねぇ~ 大半が1食分の食事を 詰め合わせた30バーツほどのお供えセットを 購入し
捧げているようですヨ。 女性は 自炊した物を 持ち寄って、初めて托鉢という感じがしますがねぇ~
僧侶たちも コンビニなんかで買ってきた物を ポイと渡されても、「オイオイ、違うだろ!」 なんて
心の中で叫んでいるかも知れないな。 こんな所にも、僧侶の威厳が無くなっている事がわかりますネ。
タイの仏教は、インドからスリランカなどを 経て 13世紀ごろタイに伝わった上座部 (小乗) 仏教を
信仰しています。 輪廻転生を 信じ、仏陀の教えを 実践することで苦しみを 逃れ、悟りの境地に
達すると されています。 寺院参拝や僧侶への寄進など 「タンブン (徳を積むこと) 」 を 通じて
来世で幸せを 得られると信じられ、仏教は 人々の生活に深く浸透しています。
僧侶には 一般的に女性に触れてはならない等、日常生活における厳しい規律もあります。
20歳以上の男性は一生に一度出家することが、望ましいとされるが 期間や時期は問われません。
タイ政府も民間企業に対し 出家のため90日間の有給休暇を 認めるよう奨励しているくらいです。
こうして 簡単にタイの仏教を 鑑みると、コンビニの供え物などで 僧侶の肥満が増えている、
なんて 聞くと ちょっと 寂しくなりますよねぇ~ タイの人たちはどう思っているんでしょう。
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