新型コロナウイルスのパンデミックでゴルフのトーナメントが軒並み中止された時には、
多くのプロが、“賞金金額は少なくても、試合があるだけで幸せだ” と言っていました。
しかし、こうして試合が当たり前に実施されるようになると、賞金総額や優勝賞金も気に
なるものです。ましてや、世界でも賃金が上がらないことで知られる日本では、尚更です。
現在、行なわれている日本女子ツアー「アース モンダミンカップ」は、国内最高の賞金額
(総額3億円)を誇り、優勝賞金は5,400万円ですヨ。 3位でも単独なら2,100万円、
単独5位に入れば1,500万円ですからネ。 男子ツアーの優勝賞金以上を獲得できます。
同大会には4ホールあるパー3にホールインワン賞として700万円と800万円の賞金が
かかっており、決勝ラウンドでは4ホールあるパー5のイーグルと、三日目、四日目の
ベストスコアにも各100万円が授与されます。まさに国内女子ツアーはバブルの動勢です。
同時に、現在 行なわれている男子ツアー「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」は、
人気低迷(25試合、女子は38試合)で、スポンサーが付かず選手自らが立ち上げた試合とは言え、
賞金総額5,000万円で優勝賞金は1,000万円ですからネ。 全盛期の頃を想うと信じられません。
<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品>
「アース モンダミンカップ」で、好調さを保ち 二日目を終わって通算5アンダー2位
タイに付けている稲見萌寧プロは、今季2勝目となれば、今季の獲得賞金額は17試合で、
残り21試合もありながら、約1億1,000万円を超えてしまいます。5年前の賞金1位は、年間
29試合を通しても1億4,012万円でしたからネ。男子プロからしたら羨ましい限りでしょうネ。
でも米国に目を向ければ、日本の女子は まだまだ ひよっこです。現在、行われている
「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」は、賞金総額が前年から倍増となっていました。
今年の賞金総額は900万ドル(約12億3,000万円)で、優勝賞金は135万ドル(約1億
8,450万円)ですヨ。同選手権は 会計監査や税務、経営コンサルティングを主力とする
グローバル企業であり、世界四大会計事務所の一つであるKPMGが、2015年からスポンサーに
付き、それ以前の14年と比べると、総額は250万ドルから3.6倍に跳ね上がっているといいます。
優勝賞金も倍増で 昨年勝ったネリー・コルダ選手は、70万ドル(約9,380万円)でしたが、
今年は、135万ドル(約1億8,450万円)です。タイの女子プロも米国を目指しますよねぇ~
三週前の「全米女子オープン」では、女子ゴルフ史上最高額の総額1000万ドル(約13億
5,000万円)で、優勝賞金は180万ドル(約2億4,600万円)でした。明日に続きます。
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