タイのサッカーも将来は楽しみ？

去る1月31日に行われた「タイ高校サッカー選手権」でスワングラーブ高校が感激の初優勝をしました。

バンコクのテープハサディン国立競技場で今年二回目を迎えた同選手権は、昨年　日本人商工会議所・
タイ商工会議所・タイサッカー協会の共催で「当選手権によって若い世代を強化することでタイのサッカーを
国際的な水準にレベルアップし、2018年のワールドカップにタイ代表を出場させる」という大きな目標を
掲げてスタートしましたので、着実に全国の高校生達がここで活躍する夢をみるようになったと聞きます。

嬉しさを隠さず大喜びしている高校生らの写真が翌日の新聞に大きく掲載されていましたが、それ以上に
彼らを舞い上がらせているのは、優勝校は今年3月19日～21日に開催される（福岡県宗像市）18歳以下の
サッカー選手権「2009年サニックス杯国際ユ－スサッカー大会」にタイ代表として日本へ行けることも、
大きな要因のようです。勿論　海外にも日本にも行くのは初めてなので相当に嬉しいのでしょうネ。

ワタクシも高校の硬式野球をカジッていましたので、その喜びようはよ～く理解できます。（嬉）

タイではムエタイ（キックボクシング）は別格として、昔からサッカーは最も人気の高いスポーツでもあり、
歴史もあるのですが、高校など学生サッカーの取組み方、選手の育成など十分で無いのか、レベルは
高いクラスとは言えませんでした。今の実力は日本、韓国に大きく水を空けられており、勿論まだワールド
カップの出場経験もありません。しかし　ここの所　更にサッカー熱が高まっているのも事実のようです。

そもそも　タイのサッカーの歴史は古く、まして、タイのサッカー協会の創立は1916年と、日本サッカーの
創立より、6年も（1921年）前から設立されていました。上述のタイ高校サッカー選手権は、昨年初めて
スタートしたのに較べ日本の高校サッカーは、1918年（90年前）からスタートしサッカー協会の設立と
同じ時期に行なわれているんですネ。ワタクシあまりサッカーの事を詳しく知りませんでしたので驚きです。

そして　日本代表がワールドカップ本大会に初めて出場できたのは、高校サッカー選手権初開催から
80年後（1998年）のフランス大会ですもの、こんな過去の例を見ても分かる通りワールドカップへの出場は
決して容易なことではありません。

このタイ高校生サッカー選手権は、昨年から大成功を収めており、全国的にも知られる大会となりましたが
ここへ来て日本の国際大会に出場可能となった今、日本のユースチームや高校生チーム、或いは中国
韓国の代表チームと対戦することは、大きな夢の第一歩となることでしょう。



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