「ZOZOチャンピオンシップ」において 松山英樹プロは、日本開催で重圧がかかる中、
終わってみれば、2位に5打差をつける圧勝でマスターズ制覇の貫禄を見せつけました。
それにしても、他に18人も出場した日本勢が歯がゆかったですねぇ~ 松山英樹プロの
一人舞台でした。日本開催の大会で、コロナ禍の影響もあり、今年は米国ツアーの選手の
多くが欠場し、国内ツアーから繰り上がりを含めて、日本人選手が19人も出場しました。
<アマでは中島啓太クン(28位タイ)も推薦で出場、左はコリン・モリカワ選手(7位タイ)>
それなのに、話題になって目立ったのは初日に、岩田寛プロがノーボギーの8バーディーで
「63」を出してトップになった事ぐらいかな。終わってみれば岩田プロは18位タイでした。
ただ一人気を吐いたのは、最終日に「66」を出してベストテン7位に入ったルーキーの
金谷拓実プロだけでしたネ。国内賞金ランク1位の木下稜介プロは9オーバー66位、
同3位の星野陸也プロは2オーバー39位、同5位の稲森佑貴プロは1オーバー35位でした。
ランク上位の選手は歯が立ちませんでした。会場の習志野CCがタフなコース設定と
言われていましたが、日本勢は移動疲れや時差ボケのない国内開催でありながら
お手上げ状態でした。しかもトップクラスの米国選手は来日していませんからねぇ~
トッププロが不在にもかかわらず、世界との実力差をハッキリと見せつけられた感じです。
実力差もさることながら、大会のスケール規模も大きく違います。日本ツアーの最高優勝
賞金額は「日本オープン」の4,200万円ですが、今大会は1億9,700万円です。4倍以上の
開きがあります。現在 賞金ランク1位の木下プロが獲得している額は約9,749万円ですからネ。
そして 今大会は、一日5,000人の入場制限でしたが、連日多くの観客が詰めかけました。
しかも入場券が木曜・金曜が1万8,500円、土曜2万1,500円、日曜2万5,000円と高額にも
かかわらず、飛ぶように売れたと言います。プレミアム入場券(5万8,000円)は完売だそうです。
5,000人という制限の中でも、チケット収入だけで3億円を超えちゃっています。凄いですよねぇ~
ただ、もし松山プロ自身が言うように 不調のままで上位に入れなかったら、4日間通して
多くのギャラリーが来場しなかったかも知れませんよネ。 米国PGAツアーの日本開催も
日本人選手が優勝争いをして、初めて日本開催の価値が出てくるように思います。
プロとジュニアくらいの差があるって事。
野球で言えば、学生野球とプロ野球かな。