今月はじめ タイ政府は、南部アンダマン海を 国連教育科学文化機関 (ユネスコ) の世界遺産に
申請する意向を 明らかにしました。 もし登録されれば、タイで6件目となりますが、どうでしょ?
2008年の7年前から、チュラロンコン大学・ソンクラーナカリン大学などの専門家からなる
申請書類作成チームを 結成し、ラノン県のラムナムクラブリ国立公園、パヤーム諸島から
<映画 ザ・ビーチ のモデルにもなったタイの楽園ピーピー島・・・>
パンガー県のパンガー湾、クラビ県のピーピー島、ランター島、トラン県のリボン島に至る
地域、アンダマン海一帯を 自然遺産として世界遺産に申請すべく 活動していました。
登録基準は、文化遺産では建築技術の発展段階などを、自然遺産では景観美を 特徴とする
基準など全部で10項目あるそうです。 申請から登録されるまで、10年がかりですネ。
世界の遺産は、2014年6月の時点で1,007件ありますが、遺産には3種類あって、貴重な自然が
残っている 「自然遺産」 は197件、歴史的な建物や遺跡の 「文化遺産」 は779件あるそうです。
また 「自然」 と 「文化」 の両方の価値があると認められた 「複合遺産」 は 31件あります。
このうち日タイの世界遺産を 見てみると、日本は18件 (文化遺産14件、自然遺産4件) です。
タイは、下記のように5件です。 アジア各国の世界遺産の数は こちらから ・・・
文化遺産
A) スコータイの歴史上の旧都市 (1991年)
B) 古都アユタヤ (1991年)
C) バーンチエン遺跡 (1992年)
自然遺産
D) トゥンヤイ・フワイ カーケン野生生物保護区 (1991年)
E) ドンパヤーイェン・カオヤイ森林地帯 (2005年)
複合遺産はありません。 ワタシ、AとBは行ったことがありますが、あなたは? ・・・
<バーンチェンではタイ最古の土器が見つかっている・・・>
C は、タイのラオス寄りにある東北ウドーンターニー県・ノーンハーン郡にある古代文明の遺跡です。
紀元前3000~2000年頃の土器を 中心に動物の骨などが見つかっており、東南アジア独自の文明を
知る手がかりとして、考古学的に注目されているそうです。 ここは行ってみたいですねぇ~
Dは、バンコクから西へ130キロ、ミャンマーとの国境地帯にあるトゥンヤイとフワイ カーケンの二つの
野生生物保護区群です。 東南アジア随一の自然保護区域の一つで、色々な動物や植物が生息しており、
タイの野生虎の生息地でもあるので、密猟の被害から 今ではタイ政府も保護しているエリアです。
<象やトラなどが生息するトゥンヤイ・フワイ カーケン保護区・・・>
Eは、バンコク北東部の6 県を またいでカンボジア国境まで広がる広大な森林地帯のドンパヤーイェン・
カオヤイ森林群です。 森林郡の中心的存在で、観光客も最も多いのがカオヤイ国立公園ですネ。
ここは、バンコクから車で2時間ばかりで、素晴らしゴルフ場もあり、日本の軽井沢といったとこかな。
一年を 通して涼しい気候で、タイ人や外国人の避暑地として人気の高いスポットでもありますネ。
<カオヤイ一帯の日の出、近くで観たいなぁ~>
しかし、世界遺産になると、保全の状況を 6年ごとに、ユネスコの世界遺産委員会に報告して、審査を
受けなければならない、と言いますから大変です。 これまでに登録を 取り消された所もあるようですヨ。
一度 ゆっくりと ゴルフを しながら、タイの世界遺産めぐりも良いかも知れませんネ。
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