昨日の6月11日は、我々 タイ在住のゴルファーにとっては忘れられない日でもあります。
そう、2017年のことでした。21歳のアリヤ・ジュタヌガーン選手が米国女子ツアー「マニュライフ
LPGAクラシック」にて 同年初優勝(通算6勝目)し、15年10月から85週間、1位を守ってきた
20歳のリディア・コー選手(ニュージーランド)を抜き、初めて世界トップについた日でした。
アジアから韓国・宮里藍さん・中国以来の快挙で、東南アジアではアリヤ選手が初です。
<世界ナンバーワンに、タイのゴルフ界で大騒ぎでした>
世界女王戴冠に繋がったこの優勝は、通算17アンダーで首位に並んだトンプソン選手(米国)、
チョン・インジ選手(韓国)とのプレーオフを制し、非常に劇的でもありました。86週目にして
ランキング1位が入れ替わり、アリヤ選手が10代目の新女王の座に登りつめた日でもあります。
アリヤ選手は現在24歳ですが、タイ国において男女を通じ、メジャー選手権を制した初のタイ人
プロゴルファーです。 彼女のジュニア時代からの活躍と戦績をちょっと振り返って見ます。
<ジュタヌガーン ファミリー>
ゴルフショップを経営する父親 ソンブーンさん、母親ナルモンさんの元に生まれ、幼少期から
一歳年上の姉モリヤ選手と共にゴルフをする環境にありました。 07年には、11歳で「ホンダ
LPGAタイランド」に出場し、米国LPGAツアー最年少出場は、今も破られていません。
12年には2年連続で全米ジュニアゴルフ協会の女子プレイヤー・オブ・ザ・イヤーとなり、12年末に
プロに転向し、17歳の13年から欧州女子ゴルフツアーに参戦しました(米ツアーは18歳からの為)。
<推薦枠で出場した二人でしたが …>
同年の「ホンダLPGAタイランド」では最終ホールに向かう時点で2位に2打差をつけて、勝利寸前
でしたが、最後にトリプルボギーを叩き、韓国の朴仁妃プロに逆転された試合は今でも語り草です。
私も観戦していましたが、姉のモリヤ選手が妹を慰める光景が印象的でしたネ。
14年末のQTで3位に入り、15年から米国ツアーに参戦。16年の「ANAインスピレーション」で、
3ホールを残して2打差のリードをつけてトップに立っていました。が、あがり3ホールで3連続
ボギーを叩いて4位でフィニッシュとなり、またもや我々 ゴルフファンにため息をつかせました。
<ニールソン、マリオット コーチと>
彼女の放つその飛距離とアプローチとパッティングも素晴らしく、大器と期待されていたアリヤ選手
でした。ですが、メンタルの弱さにより あと一歩で優勝を逃がしていました。そこで師事したのが
「ビジョン54」の教えで知られるピア・ニールソン氏とリン・マリオット氏の二人です。メンタルの
コーチによってアリヤ・ジュタヌガーン選手は、考え方を大きく変えることができました。 二人の
コーチには宮里藍さんも師事していましたので、日本でも知られていますよネ。 明日に続きます。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます