プロゴルファーについて、よく「いつ勝っても不思議ではない」と言われる選手がいますが、
今月8日に20歳になったばかりの西郷真央プロほど、この言葉が当てはまるプロはいませんネ。
今季は出場44戦で2位6回、トップ10入りは17回を数え、賞金ランク5位につけ、
今季未勝利ながら賞金は、1億4,662万円を積み上げています。これも凄いことです。
<西郷真央プロ>
賞金ランク6位の申ジェ選手は、28戦でトップ10入りは優勝四度を含む10回。同7位の
勝みなみプロも、41試合出場でトップ10入りは優勝二度含む10回です。ランク14位までは
西郷プロ以外の全員が優勝経験者であることを見ても、その安定感は際立っていますよネ。
その実力は、誰もが勝ちたいと力が入る四日間大会のメジャー戦「日本女子プロゴルフ選手権」や
「日本女子オープン」の二試合で、今年はいずれも2位になっていることでも裏付けられます。
誰もが「いつ勝ってもおかしくない」と思いますが、あと一歩のところで優勝に手が届きません。
優勝できないことを、“また勝てなかった” と落ち込むのか。それとも、“今週も優勝争いが
できた” と前向きな気持ちになるんでしょうか? 西郷プロの師匠はジャンボ尾崎である
ことは有名ですが、先週の大会の前に 師匠から “勝つことだけが全てではないし、常に上位に
いることでも 凄いことなのだから少し頑張れ」との励ましのアドバイスを貰ったそうです。
ホントに その通りですよネ。また「勝てなかった」のではなく、また「優勝争いをした」と、
思うことができれば、近いうちに いくらでもチャンスはやって来そうな気がします。
<不動裕理プロ>
そう言えば、通算50勝し6年連続賞金女王という記録を持つ永久シード選手の不動裕理プロも、
上位に入っても、どうしてか初優勝まで時間がかかったようです。1996年にプロ入りし、99年に
初優勝するまでに、トップ10入りが14回。そのうち2位が三回もあったといいます。優勝に
手が届かない頃も、不動プロは師匠の清元登子氏の教えを守り、ひたすら練習に励んでいたそう。
<今ではジャンボ尾崎の秘蔵っ子三人娘の一人になりました>
何か、西郷プロは不動プロにダブって見えてきました。勝てなかった悔しさをバネに頑張って
います。ここまで何度も優勝争いを繰り広げながら涙をのんで来ましたが、一度優勝すると
勝利が続きそうな気がします。 昨日からスタートした「三菱電機レディス」では、
首位と4アンダーの差で12位タイにつけており注目です。 頑張ってほしいですネ。
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