昨日の日本では「敬老の日」でした。この日がやってくると、厚生労働省が100歳以上の
高齢者数を発表しています。今年は、過去最多の9万526人に ・・・ 一年前に比べて
4,016人増え、100歳以上高齢者は1971年から52年連続で過去最多を更新しているといいます。
でも9割近くの8万161人が女性です。10万人あたりの100歳以上の人数が最も多いのは、
10年連続で島根県で、最少は33年連続で埼玉県だとか。なぜか? 理由を知りたいですネ。
<巽フサさん、表彰されました>
最高齢は1907年、明治40年生まれの115歳で大阪府に住む巽フサさんだそうです。数年前の
映像では、長生きの秘訣は、“よく食べ、よく眠ること” と、話していました。 昨日も
巽フサさんの映像が流れていましたが、今は特別養護老人ホームで寝たきりのようです。
タイの全国での100歳以上の高齢者数は、近年の数字がありません。2015年の数字では、
17,883人でした。バンコク都では、昨年1月時点で、100歳以上は4,563人ということ
ですから、全国では2万人に届いているかも知れません。総人口の割には多いですよネ。
<ソンクラーンでの水かけ>
周知の通り、タイ国の敬老の日は4月13日と、タイ正月・ソンクラーンの最初の日に
定められています。正月になると、お寺へお参りに行き、寄付や功徳を行ない、或いは
各家庭でお供え物を献上したり、仏像を清めたりします。 そして 水かけの前に 家族の
年長者や敬っている目上の人の手に、香りの付いた水を少し掛け、尊敬の念「お年寄りを
敬う」という行為が慣習となっています。でも 今では その光景が少なくなりましたけどネ。
医療技術の進歩が大きく貢献しているのでしょうネ、国連が発表した「世界人口予測」に
よると、タイの65歳以上の人口の割合は 2021 年時点で 13.5%(日本 28.7%)です。
総人口に占める65歳以上の人口の比率が7%を超えると高齢化社会、14%を超えると高齢社会、
21%を超えると超高齢化社会と呼ばれますが、タイ国はまさに高齢社会に突入して来ましたネ。
プラユット首相構想『長期経済政策タイランド4.0』の目標時期とする「2036年の高所得国
入り」より早く、中進国のまま2032 年頃には、超高齢化社会を迎えると予測されています。
ほぼ全国民をカバーするようになった公的医療制度や、医療技術の普及などにより、タイの
平均寿命も伸び続けています。 敬虔な仏教徒が多く年長者をとても大切にするタイ国です。
高齢者が暮らしやすい社会を実現するため政府は、高齢者の社会保障の拡充など、早急に
様々な施策を準備しなけなりません。もう遅いくらいです。世界でもまれに見るスピードで
高齢化が進んだ日本の介護や医療での経験は、これから超高齢化社会に直面するタイの国に
とっては、大きなヒントになるんでしょうネ。日本政府や関係者の支援がほしいところです。
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