いやぁ~ 昨日のプロゴルフの最終日は、男子・女子、そして シニアツアーも面白かった。
男子は石川遼プロとのプレーオフで、大槻智春プロが第2打を直接放り込むイーグルで劇的
勝利。女子は単独首位で出たルーキーの尾関彩美悠プロが「70」で回り、吉田優利プロとの
競り合いを制し、プロ17試合目でツアー初優勝を飾り、またニューヒーローの誕生でした。
両方ともブログに書きたい所ですが、昨日は やはりタイ国のプラヤド・マークセン選手が
「日本シニアオープン」で、首位からスタートして4バーディー、2ボギーの70で回り、
通算12アンダーで今季初優勝を果たしたことが、当ブログでは優先されますねぇ~(苦笑)。
前半に一つスコアを落としましたが、焦りは無く 後半に入ってギアを上げましたネ。
10番から2連続バーディー。14番(パー4)で池に入れボギーとして、藤田寛之プロ(53)に
2打差に迫られましたが、持ち前の強いメンタルで乗り切り、16番(パー5)でもバーディでした。
ギャラリーの帽子も飛び、ピンも揺れた強風の最終18番(パー4)でも、鉄人の強さは
ぶれませんでした。マークセン選手(56)は、ピン手前3メートルのバーディーパットを
沈めて、終わってみれば、2位の藤田寛之プロに4打差をつけての圧勝でした。
最終的にはレギュラーツアーで18勝している藤田プロとの一騎打ちとなりましたが、“彼の
プレーは 付け入る隙きがない、まさに横綱相撲“ だ言わしめていましたネ。横綱相撲とは
「自分のゴルフ、自分が描いたゲームプランとショット、精神力にも揺るぎがないこと」と、
PGA関係者が解説していました。昨日のマークセン選手のプレーする姿は正にその通りでした。
バンコク都西部のホアヒンにあるロイヤルホアヒンGCでキャディをしていた25歳の時に
プロに転向する決意をしたマークセン選手。当時、日本ツアーで大活躍していた青木功プロの
姿を目に焼き付けて、憧れの日本で戦うことを目標に、練習に励んだといいます。
日本のレジェンドのようになりたいと、レギュラー・シニアツアーと必死に戦ってきた結果、
それが「日本シニアオープン」の2016・17・18年に次ぐ大会制覇4勝目を遂げ、5勝の
青木功会長に一歩も二歩も近づきました。この勝利にてシニアツアーで、19年の「マルハン
太平洋クラブシニア」以来のシニア通算16勝目を挙げたことになります。 賞金は1,600万円。
<日本レギュラーツアー6勝、アジアンツアー10勝のマークセン選手>
これで現在、シニア賞金王で今季2勝の藤田寛之プロ(約3,400万円)に迫る、約2,761万円で
2位に躍り出ました。シニアで四度目の賞金王も可能です。技術的には衰えを感じていないと
いいますが、グリーンが読みずらいと「視力」の低下は感じつつ、四度目も狙っているようです。
コロナ禍で20年は来日できませんでしたが、メジャーの舞台で再び強さを証明しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます