青木瀬令奈プロが通算3勝目を挙げた大きな要因となった「懺悔ノート」は、2015年から彼女を
支えてきた大西翔太コーチ(30)からの勧めだったようです。 昨日からの続きになるますかネ。
昨年4月、食事をしていた時、調子が上がらない青木プロが、「引退」という言葉を口にして
弱音を吐いた時に、大西コーチは驚いたといいます。 一年前では引退も考えていたんですネ。
その頃は、4月の「パナソニックオープンレディス」を終えた時点でしたが、青木プロは
賞金ランキング89位に低迷していました。それが同じく、92年度生まれの仲間たちの
成田美寿々(90位)、香妻琴乃(91位)、東浩子(93位)プロらも、30歳を前にして、
体力的にも技術的にも思うようにいかず、それぞれの悩みを抱えていたようです。
引退という文字が浮かんだり消えていたり、していたんでしょう。更には10歳も年下の
20歳前後の若手たちが優勝を重ねて行けば、そう考えてしまうのも理解できますよネ。
<成田美寿々と香妻琴乃プロ>
青木プロが、“そろそろ引退とか考えないといけないのかな” と口にした際、そこで
大西コーチは、彼女の話をじっくり聞いたうえで、“成績が出ないのは練習量や技術的な
問題じゃない。考え方や心の問題だ、自分が持っているアプローチ力とパットの技術を
軸に、やれる限りやるべきだ”と、大西コーチの考え方を伝えたそうですヨ。
彼女のキャディーも務める大西コーチにしてみれば、歯がゆさもあったのでしょうネ。
ゴルフに対して100パーセント向き合ってもいないのに、なぜ簡単にあきらめるのだろうか。
なぜもっと自分を高めようとしないのだろうか と。 その際に助言したしたのが、ゴルフに
ついて考えていることをノートにつける習慣を ・・・ それが「懺悔ノート」でした。
大西コーチは、書いて考えを整理することが大事で、自身も実践しているといいます。
つけながら、より良いコーチングの為に、栄養士やトレーナーの資格も取っているそう。
青木プロも、“ものすごく勉強をされていて、いいものを私に伝えてくれている” と、
大西コーチに感謝の弁を述べています。優勝は、もう一度イチから出直すという覚悟と、
その日のゴルフで良かったこと、悪かったことや気が付いたことを書きながら、真剣に
ゴルフに向き合ってきた成果でした。 案の定、青木プロのゴルフが徐々に変わり始め、
一打に対しての集中力が上がることで精度が増し、それがゴルフ全体の流れを良くして
行ったといいますからネ。 私も懺悔ノートをつけようかと思います! もう遅いか(苦笑)。
本ブログは、懺悔ではないですよね。