世界保健機関 (WHO) が、タイの禁煙政策で もう一つ高い評価を しているのが・・・(昨日からの続き)
その前に、ここ10年ほど前からの主な 禁煙強化政策を 振り返ってみますと・・・
タバコを 吸わない周囲の人が 吸い込む副流煙を 考慮し、2002年11月に 空調設備のあるオフィス・
飲食店での喫煙を 禁止。 その後 2005年3月、国内で販売されているタバコ包装面の50%以上を

カラーで写真入りの 「健康警告表示に当てる」 ことを 義務付ける。 更に 2008年2月からは アジアで
初めて空調設備のある娯楽店 (カラオケ・バー・パブ・ディスコなど) を 全店禁煙としました。
しかし この娯楽店の完全禁煙には 強い抵抗があったようですが、保健省では 「タイに約7,000カ所ある
娯楽施設の従業員の健康を 守る必要がある」、 更に 「青少年の喫煙者が増える対策にも有効だ」 という
理由付けを して断行しました。 若者の最初の一本は 娯楽店で経験することが多いのを 防ぐ為にも・・・

そして 昨日 書きましたが、2010年2月に告知し6月に発効した、禁煙の拡大と明確化 (保健省令
第19号)、 そして 2011年4月、タバコの名称に使用できない単語を 規定したことでした。
さぁ~ WHO が、タイの禁煙政策で もう一つ高い評価を しているのが、上述の中にありますが・・・
そうですネ、カラーの写真入りで 「健康警告表示に当てる」 ことを 義務付けたことです。
世界広し、と言えども タバコのパッケージに、こんなグロテスクな写真を 貼っている国は、そう 滅多には
ありませんよネ。 これを WHO から高い評価を 受け、禁煙啓蒙国として模範国とされています。
タイは、堂々とタバコが吸えない国としては、トップクラスの国なんですネ (苦笑)。

現在 10種類ほどの健康警告表示がありますが、使用されている写真の中には グロテスクな写真と、
インパクトの少ない写真とが混在しております。 どうしてもタバコ メーカーは、消費者離れを 食い止める為
比較的おとなしい写真を 使用しますよネ。 そこで 保健省は、昨年 10種類ある健康警告表示を 5,000箱
毎に 順番に印刷するよう、これも規定してしまいました。 やりますねぇ~ タイ政府 保健省は・・・

年々 喫煙の害を 明示する健康警告表示も強化され、 「喫煙は喉頭ガンの原因になります」 などと、
明確に訴えています。 日本は と言うと、「肺がんの原因の一つとなり、心筋梗塞・脳卒中の危険性や
肺気腫を 悪化させる危険性を 高めます」 ・・・ 等々の表現、日本と えらい違いですよネ。
そして 保健省自慢で、2009年1月からスタートしている 「禁煙ホットライン」 (1600) ですネ。
ここには 毎日200人~300人の相談があるそうで、禁煙治療サービスも行なっています。
2010年から2014年の 「国家喫煙規制計画」 で、5年以内に15歳以上の喫煙人口を 10%減らす
ことも 目標の一つに掲げ、保健省は益々 意気盛ん。 まだ まだ 禁煙活動は続きます!


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