米国女子ツアー、今週からシンガポールとタイで連戦だ！

　
　明日からシンガポールにて、米国女子ツアーの「HSBC女子世界選手権」がスタートしますネ。

来週の「ホンダ LPGA タイランド」とアジアで連戦が続きます。会場となるサイアム ＣＣ
オールドコースがあるパタヤ（チョンブリ県）も、コロナウイルス拡大で大変な時期ですが、
無観客試合で行なうことになっています。　二年ぶりのホンダ LPGA、とても楽しみです。

　

日本からは畑岡奈紗･渋野日向子プロが出場、世界の精鋭が熱い戦いを繰り広げます。「HSBC女子世界
選手権」初日の組み合わせが楽しみですヨ。畑岡奈紗プロがメジャー初戦「ANAインスピレーション」で

米国ツアー初優勝を飾ったタイのパティ･タバタナキト選手と廻ります。渋野日向子プロは
タイのアリヤ・ジュタヌガーン選手と同じ組です。　シブコ 対 アリヤは初めてでしょう。

渋野日向子プロ、今年は国内で４戦後に渡米して「ANAインスピレーション」では予選
落ち。続く「ロッテ選手権」では33位タイ、アジアで調子を上げたいところでしょう。

　
　＜パティ･タバタナキト選手＞

渋野プロが米国で戦っているアッという間に稲見萌寧プロ（21）という、今年に入ってから
８戦４勝、勝率5割で勢いに乗るプロ４年目の新鋭が現れ、日本の実力者になっています。
早くも今季の獲得賞金は、自身初の１億円超える勢いで、うかうかしていられません。

昨年からのコロナ禍により、今季は2020年と21年が統合されています。稲見プロはここまで
19試合で通算５勝。平均ストローク２位（70.42）、パーオン率２位（73.82％）、パーセーブ率
１位（89.92％）、リカバリー率１位（71.58％）と、データが実力を証明しています。

　
　＜稲見萌寧プロ＞

もし東京五輪が開催されれば、その地位も危うくなってきます。五輪出場は、６月28日発表の
世界ランクを基準にしたオリンピックランキングで決まります。26日付の女子世界ランキングが
発表されましたが、今季５勝目を挙げた稲見萌寧プロが日本勢４番手の31位に浮上しています。

現在、畑岡奈紗プロが11位、渋野日向子プロが21位、古江彩佳プロが22位の順です。
以下、40位に鈴木愛プロ、41位に笹生優花プロ、52位に小祝さくらプロと続いています。

　
　＜上位三人の行方はどうなるか＞

渋野プロは今年に入って獲得したポイントは7.9ポイント（６試合）ですが、稲見プロは
85ポイントと渋野プロの10倍以上もゲットしています。　二人の総ポイント差は40を　

切っており、稲見プロが国内であと２勝でもすれば順位がひっくり返る可能性は十分に
ありますからネ。　後ろにいる古江彩佳プロも調子を上げ、虎視眈々と狙っています。

６月28日まで米国ツアーは８試合、日本ツアーは９試合が対象になります。海外メジャーに
勝てば100ポイント、米国ツアーは優勝50ポイント。日本ツアーで勝っても19ポイント前後と
低いですが、どうなるでしょう。　ここへ来て五輪の出場資格も面白くなってきました。　　


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