山下美夢有プロ(21)が18アンダーで通算4勝目を挙げた「ミヤギテレビ杯」では
飛ばし屋のルーキー・竹田麗央プロ(19)が、13アンダーで2位タイに入りました。
もし山下プロが初日に12アンダーの「60」というツアー新記録を出さなければ、川崎春花・
尾関彩美悠プロと同世代三人の三週連続優勝があったかも知れませんネ。三人とも19歳です。
<三人は昨年11月のプロテストで合格(94期生)>
2003年生まれの彼女らを、誰が呼び始めたか「エメラルド世代」と言うそうな。 でも
「エメラルド世代」は、日本だけではありません。同じ週に、米国ツアー「アーカンソー
選手権」で今季2勝目を挙げたタイ国のアッタヤ・ティティクル選手も2003年生まれの
19歳ルーキーです。4位から出て64で回ったダニエル・カン選手(米国)に、17アンダーで
並ばれましたが、プレーオフ2ホール目でバーディーを奪い、カン選手に競り勝ちました。
<アッタヤ・ティティクル選手>
3月の「JTBCクラシック」以来となる米国ツアー2勝目に加え、今季 21試合に出場して
9試合がトップテン入りです。世界ランクは5位に、米国ツアーのポイントレースでも、
4位(2,247ポイント)になりました。賞金ランクでは、この優勝で34万5,000ドル獲得し、
約188万ドル(約2億7,000万円)に達し6位に浮上しました。 大変な躍進ですよネ。
<アリヤ・ジュタヌガーン選手>
そして、アリヤ・ジュタヌガーン選手も獲得できなかった「ルーキー オブ ザ イヤー」に
2位のチェ・ヘジン選手(23歳 韓国)を引き離したことも嬉しいでしょうネ。27日現在で、
アッタヤ選手が1,299ポイントで、チェ選手が1,161ポイントです。因みに今季1勝している
古江彩佳プロは、629ポイントで、渋野日向子プロが 499ポイントとなっています。
<三人は同じスタートでしたが、随分と差がついてしまいました>
米国でも初勝利を挙げるより2勝目を勝ち取ることの難しさは同じです。タイ国の選手が
2勝目を挙げたのは、アリヤ・モリヤのジュタヌガーン姉妹、ジャスミン・スワンナプーラ
選手に並び、四人目のタイ人選手に ・・・ 2回目の優勝の壁を破った事に意味がありますネ。
アッタヤ選手は昨年の12月に、渋野日向子・古江彩佳プロも参戦した「QTシリーズ」で
3位に入り、米国ツアーのシードを獲得した「ルーキー」ではあります。が、17年に欧州
女子ツアー「欧州女子タイ選手権」を14歳4カ月で制したり、世界アマチュアランク1位にも
立ったこともあり、『タイの天才少女』と呼ばれました。それが米国でも一年目からその実力を
発揮しています。これまではアリヤ選手(26)が10回 優勝し、タイ人勢を引っ張って来て、今回の
優勝でタイ人選手の勝利は18回になりました。これからはアッタヤ選手が先頭に立つのでしょうネ。
アリヤ選手って、LPGAで12勝もしてましたか?
欧州ツアー入れてもそんなに勝ってないですよね、
ダブルカウントか間違いですか
12回の優勝にメジャー戦がダブっておりました。
よって、米国LPGAでは10勝、欧州ツアー3勝で、欧米でのトータルが13勝でした。
本文も訂正しておきます。有難うございました。