タイ・ゴルフ場の安さの秘密？

　お客さん集めに躍起となって、地方都市のゴルフ場がより一層苦しんでいるようです。

　去る14日～17日までシリキット・コンベンションセンターで行われていたゴルフフェアーを視察して
来ました。主にパタヤ、ホアイン、チェンマイ、プーケットのゴルフ場が大変な低価格でGFの売り込みを
やっていました。40カ所のゴルフ場でこの期間（14日～17日）のみ、この場所のみ、という限定
販売ですが、GRが500バーツから1,000バーツ前後の叩き売りです。ここまでやるか、という印象です。

プーケットのブルーキャニオン、チェンマイのアルパイン、ホアヒンのインペリアル、パタヤのブラパ…　
等々も参加していました。ちと驚きです。

　主催はAsia Golfing Network （AGN）という組織が音頭を取っていました。
AGNは、上述のゴルフフェアーとは別にこんな運営も行っています。

　AGNとは、ゴルフ愛好家の為に設立されたプログラムで、「よりリーズナブルにより便利で気軽にゴルフを
楽しむ機会を、社会的地位や国籍に関わりなく、すべてのゴルファーに提供することを主旨としている」と
謳って、アジアの多くのゴルフ場と提携を結んでおり、会費は年間14,999バーツ（約42,000円）との事。

特典として、
　＊グリーンフィー無料サービス
　　　AGN会員になるとアジア各地の提携先ゴルフ場でのグリーンフィーが一年間無制限で無料となる。
　　　（週に一回利用するだけでも十分にお得、と注釈つき）
　＊月刊誌の無料送付
　　　AGNの活動内容や特別プロモーション情報が満載されている。

と、ありますが14,999バーツで「グリーンフィーが一年間、無制限で無料となる」なんて、信じられます？
でも　実際に日本語パンフレトに謳っているんですヨ・・・　あの150万バーツが必要なエリートカード
だって、年間のゴルフ場GFが何回かに制限されています。（当初は無制限でしたが…）

　実は、この手のシステムを運営して立ち上げた会社は、小生が知っているだけでも6社前後ありましたが
すべて立ち消えています。どうして「グリーンフィーが一年間、無制限で無料となる」なんてお客を釣る
ようなことを言うんでしょう？　あくまで想像ですが、以前に甘い汁を吸って、会社名、組織名を変えて
再度　お客を集めているんでしょうかネ。お気をつけ下さいませな。この運営システム、あり得ませんヨ！

　さて、このAGNが主催していたゴルフフェアーに参加している各ゴルフ場、GFをクーポンで販売して
いましたネ。このクーポン券が、かの有名なゴルフ場なども低価格でプレーできるシステムを造っている
訳です。このクーポンが定期的に発行され巷に流れ、とんでもない料金で広告にも出されるのでしょう。

　ゴルフ場の料金について段々と判ってきました。会員権を持つメンバーからクレームがあっても、
このクーポン券が何かと理由がついて隠れ蓑になっているようです。クーポン券にも色々あるようです…

ゴルフのGF料金には、ビジター用、メンバーのゲスト用、旅行社用、スポーツデー、ゴルフ場の役員・
社員に出すスペシャル券、裏で売られるクーポン券と・・・　多種多様に有り、一つのゴルフ場では
考えられない程の料金の違いがあるようです。　まぁ～　商売ですから構いませんが・・・

　一部でこのような売り方をしているんですねぇ～　
　お客が居なければ、なりふり構わずの姿勢が、ゴルフフェアーで垣間見た気がします。ハイ！



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