日本国内の女子プロゴルフは今週、シーズン唯一のオープンウィークということで、試合は
ありませんネ。国内男子は隙間だらけですから、さぞかし男子プロらは羨ましいことでしょう。
今季はトータル38試合ある女子プロ大会は、前週の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞
カップ」までの前半戦19試合まで、新人からベテランまで様々な話題が飛びかいましたよネ。
何と言っても山下美夢有プロの4勝が光ります。そして岩井明愛(1勝)と岩井千怜(2勝)の
ツインズの3勝も大きなトピックスとなりました。 また 初優勝が四人とは、今季も、近年
顕著な若手の台頭は相変わらずですネ。そんな中、プロ16年目で初の「年間2勝」を飾った
35歳の穴井詩プロと、同じく2勝した申ジェ選手のベテランも負けまい、と光りましたよネ。
初優勝の四人(吉本ひかる、山内日菜子、神谷そら、櫻井心那、)の中でも、プロ8年目の
山内日菜子プロ(26)はシード獲得の経験も無く、17年~20年は出場出来ず、ほぼ無名の
選手。優勝した「アクサレディス」には地元宮崎県の開催で主催者推薦による出場でした。
その時は下部ツアーの出場にも絶望的な「QTランク181位」でした。それが一転「今季の
残り試合の出場権と来季のシード権」を手にしました。2002年のQT制度(次年の出場権を
競う予選会)開始以降、“181位からの優勝は史上最大の下剋上優勝だ” なんて言われました。
16年にプロ転向後、シード経験も無い彼女の優勝は、下部ツアーで戦っている何百名と
居る女子プロゴルファーにとって、大きな励みと頑張りの源にもなっていると思います。
そして、何百名というベテラン女子プロらを励ましているのが「パナソニックオープン
レディス」で今季2勝目を飾った穴井詩プロ(通算5勝)です。穴井と言えば、代名詞は
「飛ばし屋」で、プロ転向一年目の2008年から 驚異的な体のバネと捻転力を使って生み
出す飛距離はトップクラス。ドライビング・ディスタンスの順位は、いつも上位におり、今季も
平均257.69 ヤードで2位と衰えを知りません。またシード権も12年から守り続けている選手です。
<昨年通算17勝を挙げた上田桃子プロ>
昨年も上田桃子(37)、藤田さいき(37)、金田久美子プロ(33)らが勝って、ベテラン勢を
勇気づけましたが、穴井詩プロの年間2勝は、それ以上の励みになっていることでしょう。
新鋭とベテランの活躍、そして青木瀬令奈(30)、川岸史果(28)、小祝さくらプロ(25)ら
中堅どころもバランス良く優勝し活躍しています。後半戦は誰が? 大活躍を見せるでしょうネ。
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