最近 日本では、随分と無残な殺人事件が発生するようになりました。
以前は、タイで起きる殺人事件の三面記事に驚かされていましたが、今や日本で起きる殺人事件も、
諸外国と変わらず、いや むしろ 酷い事件も多くなり、それが慢性化し驚かなくなったことが、
恐ろしいですよネ・・・ いつから日本は、こんな世の中になってしまったんでしょう?
処で、タイでも思い出したように、邦人が殺人事件に巻き込まれ被害に遭っています。
つい直近では、こんな事件が報道されたばかりです。
25日未明、日本とタイを行き来しているYさん(75歳)が、昨年8月に結婚したタイ人女性(50歳)に、
殺害され 遺体は車ごと燃やされてしまった という事件が、プーケットで起きています。なんでも
共犯者で殺害したのは女性の交際相手のタイ人男性(21歳)だと、云いますから やり切れません・・・
どんな事情があったか? 定かではありませんが、警察はすでにタイ人女性を逮捕し、共犯者の男の
行方を追っているようです。が、こんな事件が発生すると 「タイの検挙率」 が云々されます。
< 頼みますよ、タイのお巡りさん! >
ニュースクリックから 08年度のタイの検挙率を拾うと、
殺人 → 47.9%(3,902件)、 殺人未遂 → 46.5%(5,607件) 強盗 → 56.3%(2,513件)
身代金目的の誘拐 → 83.3%(18件) 放火 → 64.8%(236件) 傷害 → 54.3%(19,574件)
という数字が出ています。
タイの殺人と未遂を入れた発生率は、日本の6倍もあると言われ、検挙率は半分にも至りません。日本の
検挙率も落ちたと云われますが、それでも08年の殺人検挙率は95.4%(1,297件)ですからねぇ~
今年の8月までの殺人件数も2,447件で、検挙率は48%だったんですが、他の犯罪件数で目立つのは
強姦が3,023件あることですネ、タイ女性は性犯罪の場合、羞恥心から被害届を出さないケースが多いと
云いますから、被害者の実数は統計上の数字より遥かに上回り、数万件なんて声も聞こえますしネ。
これは由々しき大きな問題ですヨ。 こんな諸事情からでしょう、
女性保護団体の主催で、「女性を暴力から守る」訴えを行いながら、護身法を説明した冊子と、特製の
赤い笛を20バーツで販売し、同活動のシンボルとなる赤い笛を常に身につけて、警戒心を高める
運動なんかも、定期的に行っていましたが・・・ その後 どうなったでしょう?
今月初め 首都圏警察が、照明が不十分な歩道橋や公園、人通りの少ない道路やバス停、ビルの
工事現場、セキュリティーが不完全なマンションや借家・・・ 等々の犯罪が起きやすいバンコクの
危険箇所、5,365か所を発表していましたが、検挙率をもっと上げて貰わないと困ります!
いずれにしましても、タイでも日本でも、常に被害に遭う可能性はありますので、
皆さん、事故も含めて注意いたしましょう!
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