11月はロイ・クラントンの他に、国の代表的なお祭りとして “スリン象祭り” がありましたネ。
ワタクシ、これも いつかは見に行きたいと思っているイベントの一つですが、毎年11月の第三土曜・
日曜に開催され、今年で49回を数えたと云いますから、この象祭りも大変に歴史のあるイベントです!
バンコクから北東に約500㌔離れたスリン、タイ国で最も象が多く居る県で400頭以上もの象が
登録されていると聞きました・・・ そんな田舎の小さな街が、この日だけは活気づきます。
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普段は出稼ぎに出ている象や象使いたち、タイ全土より200頭前後が里帰りして、年に一度の晴れ舞台、
芸達者な象が、サッカー、バスケットボール、お絵描き、綱引きなど、数多くのパフォーマンスが繰り
広げられ なんとも一番のハイライトは、150頭前後の象と2,000人が参加する大掛かりな歴史絵巻で、
それは それは、壮大な見世物で圧巻だそうですヨ・・・ 一度は見ておきたい象祭りです!
タイ国内には1900年に約10万頭、1950年に約5万頭の象が生息していたとみられますが、現在は家畜
2,500頭、野生1,500頭の4,000頭程度まで減少したと言われています。林業などの働き場所を失った
家畜象が象使いと共にバンコクや地方都市で物乞いする姿も沢山見られ、大きな問題となっていました。
が、物乞い象が一番集まるバンコク都庁では、04年に象のバンコク市への立ち入りを禁止する条例を
制定し、強化したことから だいぶ減少しているようです。しかし 出かせぎが禁止されれば象の飼育が
困難になり 象を地方に追い返すだけでは、なんの解決にならず これにも困っていました・・・
そんな中 王妃殿下が主宰される 「象を自然に返す財団」 などの慈善団体が、生活の手段を持てず、
飼育が困難な象使いから 象を買い上げるようになって、今ではかなりの象が東北の保護施設の
センターにて自然復帰に向けて訓練されているとか… … 保護施設では象使いも一緒に暮らせます。
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スクムパン都知事は、バンコク市内にいる象を 来年の7月までには一掃させたい意向のようですが、
象の買い取り価格は30万バーツから60万バーツもすると云います、その資金はどうするんでしょうネ?
公的資金は無く、すべて王室・企業・団体・個人からの寄付金で賄い、一般市民からも募っているとの事。
スタート時 市民に呼び掛け始めたら、三日で80万バーツが集まったとか… さすが象の国、タイですネ。
こんな象たちが、スリンの象祭りに集まってくれば、益々 壮大なイベントになるでしょう。
そうだ! すべての首都圏の象が、自然に帰った頃に象祭りに行くことにしましょうかネ。
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「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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