”もてなしの心”も教育次第、どこまでやれるか？

　　
　「お客様は神様です！」 なんてフレーズがある国は、日本くらいでしょう。　昨日からの続きです。

この言葉が根底となって、お客が求める品質とサービスを 追求していき、「日本の小売業は世界一」 と
言わしめる結果となっています。　一度 タイのユニクロへ行って見て下さい。　廻りの店と違いますヨ。

お店に入ると、どこでもいつでもタイ人の店員が挨拶してきます。　“微笑みの国” タイの人が、日本
スタイルの 「お客様は神様です！」 の精神で、アタックされたら もう 堪りません。　目配り・気配り・
心配りで 日本的な 「お客様の為に」 と、タイ人が鍛えられたら 好感度も売上げも、当然アップします。

　
　　 ＜ユニクロ、既にタイ人に支持されていますねぇ～＞

まさに タイのツルハ・ドラックストアは、こんな感じで 順調にタイ人に受け入れられているようです。
ツルハのタイ人スタッフの接客に感動したタイ人が、その動画を インターネットにアップロードした、
というエピソードもあるそうですヨ。　最近では タイ人のお客が80％、日本人が20％とか ・・・

　北海道の旭川でスタートし80年の歴史のあるツルハ・ドラックが、初の海外進出の国としてタイを 選択
した理由としては、タイは親日国で日本に親しみを 持っているタイ人が多く、今後アセアン諸国へ進出

するうえでも タイは最初の進出国として適していること、また タイ大手の消費財メーカーのサハ・
グループという良きパートナーを 得られた事などが 大きな要因のようです ・・・

　　
＜ツルハのオープニング時のキャラクターでした…＞

今後 ツルハ・タイランドは、来年中にバンコクとチョンブリ地域で 15店舗以上の開店が目標だそうです。
するとライバルとなるのが、アジア最大のドラックチェーン・ワトソンズでしょう。　　
　　
　現在 世界に1,500店舗以上はあるのかな。　こことの差別化が必要で、多種な画策を 計画していると。

　例えば 日本商品の品揃え、薬剤師の常駐、おもてなしの心 等…　特に “もてなしの心” の従業員
教育のシステムが作られれば、すぐに ワトソンズに負けないドラックチェーンになるでしょうねぇ～　

　
＜もてなしが可能になればワトソンズも怖くない！＞

タイの小売店では、メーカーから派遣されたスタッフが、担当の製品に張り付いて、販売している
ケースが多いんですが、ツルハでは ここで “もてなしの心” の精神を 発揮できます。

全商品の知識を 持ち、どうのように使うか説明できるように研修を 受け、キチンと挨拶は勿論のこと、
顧客に満足してもらうために高い商品知識を 勉強していきます。　顧客の欲している情報を 絶妙な

　
　＜アヨタヨ リンクスのキャディさんも教育されている…＞

タイミングで説明し、製品の選択で迷っているお客には、押し売りでなく顧客の観点に立ち満足できる
ものを 勧める ・・・　こんな “もてなし” を 全スタッフが可能にしたら、たちまちタイ一でしょうネ。

　「言うは易く、行うは難し」 ですネ。　以前からバンコクに進出している伊勢丹だって、今だ
できていませんものネ。　ツルハは まだ スタートしたばかり、既に タイ人に支持されている模様で、
好評のようですから、楽しみです！　　　しばらく 見守りましょう・・・　　



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