反政府デモによって、日タイで二人のスターが誕生、日本人はフジテレビの榎並大二郎さん、
タイ人のスターは? 反政府デモ隊を 率いるステープ氏ではありません、昨日からの続きです。
その人は、バンコク出身のルアン・プー・ブッダ・イサラ師 (58) という僧侶なんです。
スターというより、いろいろな意味で脚光を 浴びながら、波紋も広げていますから、
スターという言葉は当てはまらない のかも知れませんがネ ・・・・
<ルアン・プー・ブッダ・イサラ師…>
何を してきたか というと、昨年11月から反政府デモを 始めたステープ元副首相の考えに共感し、
デモ隊に合流以来、郊外の政府施設周辺を 占拠するデモ隊 約3千人の指揮を 執ってきました。
タイでは一般的に、僧侶の政治活動や政治集会での演説などは 禁じられており、仏教界でも、僧侶は
中立的な存在と見なされています。 ですので、今回のデモでは 彼以外の僧侶は参加していません。
20歳で仏門に入り、都市部の住民に教えを 説いてきたイサラ師ですが、宗教指導者としての動員力を
見込まれ、タイの反政府デモで抗議活動のリーダー格を 務めており、大きな波紋を 広げていたんです。
長引く反政府デモですが、都内の一部で封鎖解除が始まる中、リーダー役の僧侶であるイサラ師は撤収を
しぶり、幹部との交渉が公になった際、僧侶の背後には軍幹部がいるのではないか、という噂も … …
出家中の僧侶が、“こんな形で一般人を 導いて良いのか” と政治参加を 批判する声も高まっており、
報道によりますと、タイの宗教に詳しいタマサート大学のポーンチャイ准教授は 「僧侶は不偏不党の
立場で国民の不安を 解消する役割を 担うものだ。 イサラ師の行為そのものは、
僧侶に信を 置く国民を 惑わしている」 と非難しています。
一方では、デモ参加者のカリスマ的存在で、精神的な大きな支えにもなっており、デモ隊たちは
「言葉と行動に説得力がある」 と、強い支持を 示しています。 まぁ~ 賛否両論と言った所です。
イサラ師本人は、「汚職にまみれたタクシン派政権を 排除し、新たな政治体制を 作る時期だと
感じている。 僧侶として、国民にどうするべきかを 伝えるため、デモに加わった」 と述べています。
上座部仏教であるタイの僧侶は、教団サンガに属し 全227条の戒律を 守り、ひたすら解脱を 求めて
精進を 続けなければなりません。 日本の僧侶と違って、それは それは 厳しい生活を 余儀なくされます。
サンガとは、出家者だけで構成される教団組織で、戒律に違反した僧は、このサンガを 追われます。
タイの仏教は 「サンガ統制法」 という国法で厳粛に体制が確立されており、教義を 曲げて解釈する
ような派閥の存在は認められていません。 サンガの最高指導者はタイ国王である、と聞いています。
ですので、イサラ師が反政府デモのリーダーなっている活動は、ある意味 非難されても当然なことです。
タイの人達の間でも その後どうなっていくのか、榎並大二郎さんとは違うレベルで見守っているようです。
反政府デモ隊によるバンコク封鎖で、注目を 浴びた、浴びている日タイ 二人の話でした。
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