「全米女子オープン」で13位タイと健闘した木下彩プロは、約2,380万円の賞金を獲得。
この試合までの彼女の国内女子ツアーでの生涯獲得賞金は約2,200万円といますから、
これを上回る額を一試合の4日間でゲットしたことになります。 昨日からの続きです。
木下プロは、畑岡奈紗・渋野日向子プロらと同じ1998年度生まれの「黄金世代」の一人ですが、
国内でも未勝利でシードの経験もなく、予選会を勝ち抜き13位タイは、自信にもなったでしょう。
<木下彩プロ、予選ラウンドはアタヤ選手と一緒でした>
過去最多の22人(5大メジャー最多11人予選通過)が出場した日本勢の中、上位で終えたのは
米国ツアー7年目の畑岡プロと二年目の古江彩佳プロだけですからよくやりましたよねぇ~
しかも太平洋に面する「世界一美しい」と言われるリンクスコースです、嬉しいでしょう。
そう言えば、メジャー初挑戦で13位タイで獲得したポイントは112ptでした。これは日本
国内三日間大会2位(120pt)、四日間大会4位(105pt)、国内メジャー6位(110pt)に
匹敵するポイントであり、彼女にとっては、これも嬉しいボーナスとなったでしょうネ。
今季はQTランク2位で前半戦フル参戦の権利を手にしながら、今季は調子が上がらず、戦績も
思うように振るわず、第一回リランキング(6月中旬ニチレイレディス終了時)で36位でした。
それが、後半戦10試合目の9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ」終了時点で行なわれる第二回
リランキングへ、暫定40位(67.45pt)から暫定16位(179.45pt)まで上昇すると思われます。
「ミヤギテレビ杯」後、秋に向けて出場人数が絞られるシーズン終盤戦6試合に出場する
目処が立って来ました。そして何よりもシード権を決めるメルセデスランキングも92位から
58位となり圏内の50位にも近くなりました。プロ6年目で初シード獲得も夢ではありません。
初メジャーでの奮闘という流れは、多くの若い選手たちの大きな励みにもなりますよねぇ~
<パティ選手>
タイ人勢7人のうち、予選通過した三人の順位は、最高位が6オーバー 27位タイのパティ・
タバタナキット、8オーバー 33位タイのパジャリー・アナンナルカン、19オーバー 73位の
モリヤ・ジュタヌガーン選手でした。 今回のタイ人勢も思うように振るいませんでしたネ。
会場のペブルビーチ ゴルフリンクス、予選ラウンドの二日間が想像以上に寒かったといいます。
ダウンジャケットや耳当てをつけてプレーする選手もおり、日本勢でさえ厳しかったようです。
<ペブルビーチ ゴルフリンクス>
その上、全英のような気候で、重い海風が選手を苦しめたよう。他コースで経験できない
環境で、特に後半9ホールは向かい風でスコアを崩す選手が続出したといいます。期待された
アタヤ・ティティクル選手は、これで76・76を叩いてしまい予選落ちでした。もう一人の
ナタクリッタ選手は、キャディの距離測定器使用での失格は残念。次回に期待しましょう。
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