「全米女子オープン」において、たった1打差で、あと二日間をあの「ペブルビーチ・
ゴルフリンクス」でプレーできるか、岩井明愛・千怜プロは 明暗を分けましたねぇ~
21位から出た妹の千怜プロは、上がり4ホールで5つスコアを落として78。ホールアウト時点
では予選通過は微妙な状況でしたが、通算6オーバーのカットライン上で決勝へ進めました。
一方、姉の明愛プロは83位から75で廻りながら、通算7オーバーで1打届かず予選落ちです。
何とも残念です。“もっと経験を積んで練習しなきゃ” と語り、悔しさを反省に変えていました。
予選は通過すると思っていた日本の女王 山下美夢有プロも通算9オーバーの91位で予選落ち。
今年初のメジャー参戦で、“修正できずに終わってしまった” と、ガックリ肩を落としました。
前半18番パー5で第1打を左に曲げてトラブルとなり9を叩くなど、この日は 彼女にしては
珍しくバーディーなしの79でした。悔しい結果に終わりましたが、世界の強豪が集まり、また
難しいリンクスコースにおいて、課題も多く見つけたでしょう。今後に活かしてほしいですネ。
二日目を終わって、日本勢22人のうち、通算6オーバーまでの11人が決勝に進めました。
さすがです、3位から出た畑岡奈紗プロの首位との6打差の5位が筆頭で、古江彩佳プロが
通算イーブンパーの7位タイに浮上。2021年大会覇者の笹生優花プロは、通算3オーバーの
26位タイにつけています。その他、三ヶ島かな、西郷真央、野村敏京、木下彩、勝みなみ、
岩井千怜、佐藤心結、川崎春花がカットライン圏内で踏ん張り、予選を突破しました。
タイ勢7人はというと、はやり苦戦しています。筆頭はパティ・タバタナキット選手で
2オーバーの21位タイ、パジャリー・アナンナルカン選手が3オーバーで26位タイ、姉の
モリヤ・ジュタヌガーン選手が6オーバーの58位タイの三人だけでした。 最も期待
されたアタヤ・ティティクル選手は、8オーバーの88位タイと振るいませんでしたねぇ~
残念で可哀そうだったのが、20歳のナタクリッタ選手です。第1ラウンドをプレー中、帯同
キャディが大会で使用が禁止されている距離測定器を複数回使い、失格となってしまいました。
<ナタクリッタ選手>
同大会の規則では一回目の違反は2罰打で済みますが、二回目となると失格です。米国女子
ツアーでは全米女子プロゴルフ協会(LPGA)の大会では使用可能で「全米女子オープン」は
米国ゴルフ協会(USGA)主催で使用できません。キャディも勘違いしてしまったのでしょう。
彼女は飛ばし屋で、今年2月の「ホンダLPGAタイランド」では2位に入るなど、現在 世界ランク
90位で、どれだけやれるか期待もされていました。これも試練かな、踏ん張ってほしいです。
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