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母国語を持っているということは幸せなこと!

2018年12月19日 | タイのこぼれ話
 
 昨日のバイキング(MC 坂上忍)でも、ミス・ユニバースでの米国代表の「英語ができないと
アジア人をバカにした」ことを、大きく取り上げていましたネ。 昨日からの続きです ・・・

タイではタイの代表に選ばれる女性は、現役の大学生が多いんですが、タイの学生さんは日本の学生と
違って、ほとんどの学生は英語ができるので、米国代表に「英語ができない」なんてバカにされないかな。
そう、タイは日本と同じように植民地化されたことはなく、タイ語という母国語を持っています。

 
 <タイ代表を決めたソピダーさん(中央)>

ましてや今回のタイ代表は 学生ではなく才媛です、バリバリの現役キャリアウーマンだと
いいますからネ。タイでの開催は、1992年と2005年にも開催地になっており、今回は3回目。
だから才媛を送り込んだ という訳ではないでしょうが、参加国は世界 94カ国でした。

タイ代表の最終選考会は去る6月30日に、高級ショッピングモールの「サイアムパラゴン」で
行なわれました。世界への出場権を獲得したのは、ソピダー・カーンジャナリンさん 23歳でした。

 
 <ソピダー・カーンジャナリンさん>

ソピダーさんは、米国のネバダ大学経済学科を卒業後、現在はTMB銀行の投資部門のマネージャーを
務めているそう。この若さで一部門のマネージャーをしているんですから優秀な女性なんでしょうネ。
しかも、周りは男性ばかりのマネージャークラスの中で仕事をこなしているようですヨ。

でもタイ代表に選ばれて、賞金は100万バーツ(約335万円)と、ホンダ・シビックの副賞を
もらった時は、いつも学生が選ばれているので、自身がタイ代表に選ばれることは、そぐわない

 
 <ホンダから車を贈られました>

のではないか、とも思ったそうです。 “でも、そういうネガティブな意見も自分の
インスピレーションに置き換え、前に進んで行こう” と思って出場を決意したといいます。

今回 様々な批判を貰っちゃった米国代表のサラ・ローズ・サマーズさんも、アジアにはソピダーさんの
ような女性も出場していることを知っていれば、こんなバカなことを 口ずさまなかったでしょうネ。

 
 <加藤遊海さんはトップテンに入れず>

日本代表の加藤 遊海(ゆうみ)さん 22歳も、5歳~16歳までマレーシアで暮らし、英語は
もちろんマレー語と中国語も話せるそうですヨ。現在はファッションモデル兼タレントで、
その上、茶道に通じ、着物の着付け師の免許も持っているというスーパーウーマンです。

ところで、最終選考にまで残った10人には、英語力について揶揄した米国代表は落選。揶揄された
ベトナム代表ヘン・ミーさん(右下段)は入りました。タイのソピダーさんも入りましたネ(上段右)。

 
 <トップテンの代表、米国は何十年ぶりに落選でした>

英語を母国語とする人たちが流暢に英語を話すのは当たり前。英語しか話せない米国女性や
中国語も話せない中国系のシンガポール人に、とやかく言われる筋合いはありませんよねぇ~

英語もできるに越したことはありませんが、我々アジア人は母国語に、もっと誇りを持って
英語圏の人たちと接したいですよネ。 今回のミスコンは色々と考えさられました。   



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