国内女子ツアーの「フジサンケイレディスクラシック」で、またまたルーキーの初優勝!
昨年プロテスト1位合格の新人・神谷そらプロが、プロ8戦目でツアー初勝利を飾りました。
先週18日に20歳になったばかりの神谷そらプロ、同期20人の中で一番星を挙げました。
プロ8戦目の初優勝は 史上12番目のスピード記録だそう。でもハラハラドキドキでした。
<渋野日向子プロの再現のような神谷そらプロでした>
通算6アンダーから単独首位スタートした最終日でしたが、4番でイーグルを決めながら
12番終了時で三つスコアを落とし、首位から2打ビハインドとなりました。 そこから
14、17番でバーディを奪取。1イーグル2バーディ、6ボギーの「74」で通算4アンダー。
最終日を2オーバーで勝てたのは、17番・18番で岩井千怜・安田祐香プロが連続ボギーと
崩れ、1打差をつけることが出来た事が幸いしましたネ。周りに助けられた初優勝でした。
今季6戦目を終わって、1戦目からの優勝者が申ジエ・吉本ひかる・青木瀬令奈・山内日菜子・
穴井詩・山下美夢有プロと、ベテランと若い世代がバランスよく勝利しており、6人の平均
年齢が「28.3歳」です。今季はベテラン勢が若手に負けられないと奮起している感じでした。
優勝者の平均年齢が「28.3歳」と聞くと、黄金世代の出現以降、若手の台頭が著しいという
国内女子ゴルフ界の傾向を踏まえると、少し年齢が高いように思います。 今季のシード
獲得者の平均年齢は、昨年末時点で「26.6歳」ですので、ここからも30歳代の頑張りに
気づかされます。ところがその後、20歳の岩井明愛・神谷そらプロの優勝が続き、8戦目が
終わっての平均年齢は「26.2歳」と、今季のシード獲得者の平均年齢と同じレベルに来ました。
<川崎プロと尾関プロ>
2003年生まれの20歳には、メジャー戦を含め2勝している川崎春花プロや1勝している
尾関彩美悠プロらがおり、誰がつけたか、2003年生まれをダイヤモンド世代と呼ぶそう。
今度はダイヤモンドですヨ、まったく国内女子ツアーの世代交代は目覚ましい限りです。
神谷そらプロは1Wの平均飛距離は256ヤードでランク2位の飛ばし屋です。大型ルーキーと
いう異名の持ち主で、そのポテンシャルに期待されていました。が、飛距離のある選手特有の
神谷のドライバー
フェアウエーをキープする確率が低く、神谷そらプロもそれが難点でした。最終日も
14ホール中、フェアウエーを捉えたのは 僅か5回で、優勝者には珍しいことです。
今までは飛距離から有利に立とうと、今季序盤は結果ばかりを追い求め、4試合で予選落ち
していました。それが二週前に照井浩二キャディから、“それだけ飛ばせるのは才能だ。思い
切ってやれば” とアドバイスされ 気持ちを切り替え、今回の自分のゴルフを貫くことが
出来たようです。これからは精度を上げ、周囲の崩れなど無くとも勝ってほしいですネ。
女子プロ界では次々と新星が誕生していますが・・・逆に言うと、突き抜けた選手がいない、という現実もあります。
神谷選手 20歳と若くて、長距離砲であり、今後、精度が高まれば、世界で活躍する期待が持てる大型選手ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YxC1WntruDE