昨日 当ブログで、自家用大麻草栽培の登録数が タイ保健省食品薬品局(FDA)に
10万人以上が殺到したと伝えましたが、一日で15万人以上に膨れ上がっているよう。
この登録を行なうだけで大麻草を自宅で栽培することができるわけで、他に許可を取得する
必要はないですから、今後 更に増えるでしょうネ。ただ、どんな人が登録しているのか?
今回の大麻栽培の合法化は、経済の活性化と農家の所得向上に繋げる事が大きな政策目標。
農民所得の向上は、長年にわたるタイ国の悲願ですが、農家の人達も登録しているのかな。
医療業界と食品メーカーが大麻を原材料に用いた医薬品や加工食品・飲料を開発し、
新たなビジネス分野を創設することで、より農家の所得が向上すれば良いんですがネ。
しかし。これが海外からの観光客にとっても大きな魅力の一つとなり、それを目的に訪タイ
する観光客への呼び水にもなり得ます。昨日も日本で、フジテレビ社員(38)が乾燥大麻
およそ80グラムを所持していたことで、大麻取締法違反の疑いで逮捕されています。
日本以外でも大麻の所持や使用が違反になる国々は多いですからネ。タイ国が アジアの国
として初めて、大麻が合法化されたことは、大変なセンセーショナルになっているでしょう。
<アヌティン保健相>
同合法化を強く勧めたアヌティン保健相も、それを気にしているんでしょう。CNNの
取材に応じ、経済の活性化が第一であり、娯楽目的の大麻使用は引き続き禁止されると述べ、
“大麻製品の消費や吸引は依然として法令で規制されている” ことを力説しています。
さらに、“政府は大麻産業による農業の活性化を期待し、既に全土の世帯に大麻草100万本を
無料で配布している。それを広めが育った大麻の原材料を医療用や健康用に繋げることが
目的だ“ と強調しながらインタビューに答えています。 外国人観光客についても ・・・
“治療の為や健康関連の製品購入の為では無く、大麻タバコを自由に吸う為に来るので
あれば、それは間違いで我々は歓迎しない” とも強く訴え、警告さえしていました。
ただ、娯楽目的の大麻使用は禁止という曖昧さが気になります。 一般的には、気分を
高揚させるテトラヒドロカンナビノール(THC)という成分の含有量が、0.2%未満であれば、
大麻の栽培や取引、疾病治療の為の大麻草利用は犯罪ではなくなり、飲食店でも大麻入りの
食事や飲料を出す事ができることが、強調され過ぎているように思います。合法化したのは、
政府の成長戦略という政策には理解するけど、曖昧さが失策に繋がらなければ良いですけどネ。
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