タイ・タニヤの今昔物語！

　先日は、友人たちの来タイで久しぶりにタニヤ通りへ、夜のお散歩に繰り出しました。

　いっらしゃいませ～・・・　社長一杯いかかですか～・・・　どこ行きますか～・・・　相も変わらずの
呼込みと客引き、他に方法は無いんでしょうか？　何十年経っても同じです、ちょっと工夫と施策が
足りないよう気もします。　　年々お客が減り、少しずつタニヤも寂れていくような・・・
ましてや今年は観光客の激減で、一層　寂しく感じるのはワタシだけでは無いでしょう。

　夜のお店は、名前を変えると営業許可書が取りづらかったりするので、オーナーは変わっても店名は
そのまま　なんてお店も多く、経営者もタビタビ変わり、実際のタニヤの裏事情は大変なようです。

　このタニヤは30年前後の前に、当初はタニヤプラザというゴルフショップが集結したビルに、当時の
ゴルファーは殆どが駐在する日本人であったことから、日本人が同プラザに集まり出して、一軒また
一軒と飲食店が増え、いつの間にかカラオケで有名な繁華街になって現在に至っています。

また　日本人観光客の誘致には（笑）　“クラブ愛”　の貢献度が大きいのでないでしょうか。日本の
東南アジアのツアーブームも手伝って、経営者のAさんが簡単明瞭なシステムで遊べるスタイルで、
旅行社を通して沢山旅行者を呼び込みました。それからです、同じようなスタイルのお店も増えて、益々
盛況されて来たのは・・・　今でもAさんはお元気のようで、関係するお店に時々は顔を見せるようです。

　しかし、なんだかんだと言いましても、タニヤはまだまだ健在で、今だ日本人旅行者や駐在員の多くが
集まるエリアとしてはタニヤ通りが断トツですし、日本人がここへ来れば我が物顔で遊べます。（笑）
世界的にもバンコクの　“日本人村のカラオケ・スナック、タニヤ”　は、つとに有名です。

　タイ人も少ない、白人や黒人は来ない、韓国人もまばら、日本人だけが「安心して遊べる場所」なんです
でも　バンコクで一番物価の高いエリアになっちゃいました。誰かが言っていましたヨ、日本人にとっては
その高い分は安全・安心の保険料なんです、って・・・　なるほどねぇ～　それなら旅行者も来ますよねぇ～

　そして時代は変わりました。今のバンコク市は繁華街が分散され、タニヤに行かずスクンビット通り
界隈へ繰り出す日本人旅行者も多くなりました。特に多くなったのが　“第二のタニヤ”　と呼ばれる
スクンビット通り33です。いつの間にか、この一本の通りに随分と多種多様なお店が増えました。

　タニヤはカラオケ・バーが中心で呼込みも激しく、女性と一緒には歩きにくいエリアですが、ここ33は
各種レストラン・マッサージ店・カラオケ・スナック・バーが適度な間隔で、立ち並んでおり、女性が歩っても
抵抗感が少ないのでしょう、ある駐在員は言っていました。「タニヤは遊び目当てに見られるけど、
33は食事に来ている、って感じ」と・・・　カモフラージュできる、ってことネ。（笑）

　長くなりますので明日に続きます。



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