今週2日の当ブログで、昨年10月からの特別措置として許可されていた「ビザなしで
入国して滞在できる期間45日間」が、4月より以前の30日に戻ったことを 伝えました。
その際、通常では信じられないことですが、入国時に審査官が間違った日付を押す時があり、
滞在期間にも影響するので、押されたスタンプの日付を確認するように とも書きました。
<テレグラーフ>
ところが今度は、オランダ メディア最大の日刊誌であるザ テレグラーフ(De Telegraaf)が
タイ南部のプーケットにおいて、こんな考えられないことが起こった、と伝えています。
28歳のオランダ女性が、無許可でタイに入国し滞在したとして、逮捕されたんですが、
この女性は帰国後、“マレーシアから陸路でタイに入国した3月25日、入国管理官が
パスポートにスタンプを押し忘れ逮捕された” と訴え、同誌が掲載した次第です。
<逮捕されたオランダ女性>
そのオランダ女性は、タイに滞在するビザ(スタンプ)が無かった為、プーケット空港の
イミグレーションで逮捕され 五日間拘留され、罰金を支払い後に 強制送還されています。
女性は、“何も悪い事をしていないのに五日間も拘留されたのは悪夢だった” と述べ、
“入国時に必ずスタンプを貰って” と、タイに行く旅行者に警告をしているそうです。
入国審査官が日付では無く、ビザ(スタンプ)を押し忘れるなんて、俄かには信じがたいこと
ですが、女性が逮捕された同じ日に、オランダ人男性も同じ容疑で逮捕されており、彼も
マレーシアから入国する際、入国管理官がスタンプを押し忘れたと話しているんですネ。
二人の虚偽か、本当に管理官がスタンプを押し忘れたのか、真意のほどは不明ですが、時折
管理官が日付を間違うことを考え合わせると、『そうかなぁ~』なんて、思ってしまいます。
そう言えば 4月1日より、ビザなしで入国して滞在できるのは30日間となりましたが、
ビザなしで30日間滞在した後、30日間の滞在延長が可能で、出国することなく最長
60日間タイに滞在することができる、とタイ国政府観光庁(TAT)が補足していました。
ビザランと呼ばれる方法もありますネ。日本人のようにビザ免除国の人達は、ラオスや
カンボジアなどの近隣諸国に出国してタイに戻り、再度 30日間の延長を得る方法です。
私も一年間のロングステイビザを取得する前、タイ国へ行き来し始めた頃、ラオスが好きで
よく列車で同国へ訪れたものです。ただし、陸路でのビザランは一年で二回までとなります。
空路でのビザランには制限はありませんが、入国審査官は観光客の入国を拒否する裁量権を
持っています。 長期滞在の場合は、事前に正式なビザを取得しておくのが良いでしょうネ。
TATは、観光客数を増やすことに懸命ですが、5月14日の総選挙後、新政権により多くの
観光客を呼ぶ為のビザプログラムを見直すよう働きかけるといいます。 今後に注視ですネ。
コンピュータを導入してほしい。
このデータを各地のイミグレーションにONLINEすれば省力化できる。
人の目で確認したいのであれば、銀行通帳のようにプリントすればよい。