推薦枠選手は 出場する選手の20%と決められていますが、実際の人数は季節によって上限が
決まって来ます。日没により試合が出来なくなるサスペンデッドを防ぐためです。出場選手数は
特別な試合を除き、多い時でも120人ですが、最大20人まで推薦が可能です。 昨日からの続き。
山内日菜子プロが見事 優勝した「アクサレディス」では、出場選手108人のうち、彼女を
含め18人(約17%)が主催者推薦でした。偶然にも2位の比嘉真美子プロも推薦枠でしたネ。
今季のJLPGAは38試合ありますが、どんな人気選手でも、主催者推薦で出場できる試合は、
無制限ではありません。プロ・アマチュア選手問わず、年間8試合までと決められています。
勿論 主催者は 殆どがJLPGAツアーでは無く企業スポンサーです。単独の企業のケースもあれば
テレビ局などと共催になっている場合もあります。主催者により、主催企業の契約選手、開催
大会の関係選手、地元選手、協賛スポンサーと関連のある選手 … … 等々、そして 過去の
実績や人気も考慮されます。人数に限りがあるため、誰でも出られるわけではありません。
主催者推薦選手を決めるために、選考会を行なう大会もあります。 「マンデー」などと
呼ばれる予選会で、大会開催週の月曜日に、18ホールで主催者推薦のスポットを争います。
特に「日本女子オープン」は、日本ゴルフ協会(JGA)主催のナショナルオープンですので
他のツアー試合とは違い広く予選を行なっています。単なる推薦枠を無くして、このように
予選会を増やすべきだという声も多いようです。QTランキングという実力で勝ち取って出場
できる枠の割合を、より増やした方が、真の実力を争え、選手のレベルが上がるといいます。
確かにそうですが、推薦枠は夢が描きやすいように思います。個人的には 山内日菜子プロの
ように 少ないチャンスを生かすことができる推薦枠があっても良いように思いますけどネ。
それは、レギュラーツアーと下部のステップアップ ツアーを行き来している選手、予選通過
できない選手、毎年のようにQTに挑戦している選手、企業と契約されていない選手らに、
山内日菜子プロのようなシンデレラストーリーが、どれだけ刺激を受けたり、励まされている
プロが居るか、何百人もいます。“自分も彼女のように頑張れば …”という大きな励みになっている
と、聞きますからネ。 ですが、推薦枠の上限 20%という割合は、見直すべきかも知れません。
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