CAAT(タイ民間航空局)からパイロット、航空管制官、及びフライト管理者ら関係者に
大麻使用の禁止令を出した意味は大きいですネ。タイの航空医学研究所や航空医学協会も、
大麻の使用が公共の安全を危険にさらす、と言及しています。 昨日からの続きです ・・・
CAATは、大麻の全ての部位に神経系に影響を与える成分が含まれていることを訴え、もし
大麻の影響が無く、職務を遂行できる診断書があっても、自動的に却下されるとしています。
そうなると、車社会のタイ国では車の運転まで心配になります。既に大麻入りの食品や
料理などが氾濫していますが、テトラヒドロカンナビノール = THCの含有率が0.2%
以下でも、人によって感じ方、効き方が違うでしょうしネ。 大丈夫なんでしょうか?
合法化された後、より 大麻入りの食品や飲料などが人気を呼んでいるようですからネ。
しかし先週も、バンコク首都圏内において、大麻の摂取が原因とみられる動悸・めまい・
おう吐などの症状で9人が病院に搬送されたと、メディアが報じています。
9人は大麻を材料に使った料理を食べたり、大麻を嗜好目的で吸ったりして大量摂取となった
ようです。より一層、有識者の間で大麻の健康への悪影響や交通事故の増加など懸念する声も
上がっています。THC含有量が重量の0.2%を超える、それ以下を、どう誰が判断しているのか、
するのか、その他、多くの曖昧さがある現状では、今後 より多くの混乱が生じて来るでしょうネ。
<やはり青少年が心配されます>
合法化された大麻についての世論調査でも、医療目的で使用でき、経済的メリットがある
ものの、一般人には大麻の知識が十分でなく、使用規制する為の法律が不足していると指摘。
また、青少年が簡単に入手や飲食ができ、悪影響を及ぼす懸念を抱いている人が多いようです。
そう言えば、プラユット首相も24日、陸海空3軍の司令官に対し、隊員による大麻使用を
禁止するよう命じるとともに、警察庁と政府広報局に大麻の使用と栽培のリスクについて
国民に情報を提供するよう指示を出しています。軍人が嗜好目的で大麻を吸ったり、大麻の
使用を奨励するようなことをするべきではないと、改めて 訓示していると聞きます。
大麻合法化に 政府と国民の考えにかなりなギャップがあるのではと、思っていましたが、
プラユット首相も同じことを懸念しているようです。少しは安堵しました(苦笑)。
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