現在、マーリンズの41歳イチロー外野手が、“野球の神様・ベーブルース” を抜いて歴代
40位タイとなる通算2,877安打を放って、通算安打記録 3,000安打に届こうとしています。
ベーブルースを抜いた時のイチロー選手のインタビューに応えた内容が 素晴らしく
印象的で、今日はタイとゴルフに関係のない話ですが、その内容をシェアしたく思います。
最近 読んだ書物から参考にしています。
日本でも714本のホームラン王としてよく知られたベーブルースですので、その偉大な記録を
抜き去ったイチロー選手の凄さを改めて認識しますが、彼から学ぶプロとしての態度・考え方は
仕事をしているビジネスマンにも、そのプロフェッショナルな発想は大いに参考となります。
イチロー選手はこの大記録に浮かれることなく、インタビューに次のように淡々と答えています。
<ベーブ・ルースは、その名前自体にインパクトがあるような存在ですから、嬉しいのは勿論です。
ただ、ベーブ・ルースと僕では全くタイプが違いますからね。もし、僕がホームラン数で並んだ
のなら、それはスゴイ話ですが、「僕らは同じ本数のヒットを打ちましたよ」なんて言うのは、
ある意味、失礼に当たると感じます。全然違うプレーヤーですから。それに、ベーブ・ルースの
時代と今では全然環境も違いますし ・・・>
ホームランバッターとして数々の偉業を成し遂げてきたベーブ・ルースと、“安打製造機” として
驚異的な記録を積み重ねてきたイチローでは、比較の対象にもならないと、謙虚な態度で大先輩を
リスペクトする姿勢は、人格の高さが伺え、非常に好感が持てます。 ただ、イチロー選手の
“プロ中のプロ” たる所以は、達成した数字よりも、その考え方にありますネ。
たとえば、イチロー選手は同じインタビューで次のようなことも語っています。
<僕にとって最も大切なのは、常に自分の技を磨き続け、いろんな手段で多くのヒットを打って
いくことです。 どうやればもっとヒットを打てるか。 いつもそういうことに努めていると、
自然にヒットが生まれ、また生まれ、そして また生まれる。 そうやって徐々に現在の数字に
至ったんです。でも今は、誰の通算安打数を抜くとか、そういうことには関心がありません。
僕が関心を持っていることは、もっとヒットを打つために、どうすれば自分のスキルを改善できるか、
自分の技を磨き上げることができるか、そして それを継続するには何が必要か、そういったことです。
それこそ、僕がずっと集中してきたことで、今も集中していることです。将来もそうです。
ここまで来れたのも、ずっとそうやってきたからです。> どうでしょう?
この考え方は仕事の成果を上げるうえで、とても参考になる内容ですよネ。 もう少し明日に続きます。
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