毎年の今頃、王宮前広場で ワチラロンコン皇太子による田植えの儀式 (農耕祭) が行なわれます。
農民が祝福を 受ける式典で、農民の日として祝われます。 13日も2頭の聖なる牛が盆に乗せた
玄米、とうもろこし、豆、ゴマ、草、水、酒から何を 選ぶかによって、その年の作物の出来を
占うもので、今年は豊作で水に恵まれるようですヨ。 お米は大丈夫でしょうか ・・・

<農耕祭では豊作とか… NCから>
さて 泡盛のルーツとなった、タイのお米から作るラオカーオについてですが、昨日からの続きです。
同じインディカ米を原料とするお酒でも、ラオカ―オのアルコール度数は28度から40度で、泡盛は
30度が多いようです。 いずれも強い酒というイメージですネ。 そう云えば、毎年5月に代々木で
行なわれるタイ・フェスティバルにも数年前から 泡盛のメーカーが、ブースを 出しているそうですヨ。
タイ語で 「ラオ」 は酒、「カーオ」 は米、と云う意味になりますが、タイでも一般的に食事のことを
カーオと表現します。 “ギン カーオ レオヤン?” (食事は済ませた?) なんて言う、挨拶言葉が
頻繁に飛び交っています。 そう云えば、日本でも “ごはん食べた?” なんて表現と似ていますネ。

昔からタイを 代表する酒といえば、このラオカーオで、田舎の冠婚葬祭 そして日常でも欠かせない
庶民のお酒です。 まぁ~ 今ではタイのウィスキーの方がポピュラーになっているかも知れませんネ。
アルコール度は地域によって異なるようですが、田舎に行けば行くほど濃くなって東北タイの
ラオカーオは40度のものが多いようですヨ。 ラオカーオを 飲む人々は、40度という高い度数に誇りが
あるようで、「ラオカーオは40度が本当のラオカーオ酒だ」 と自慢して飲むとか、飲まないとか (笑)。

無色透明で匂いと味に強烈なクセがあります。 タイ人の飲方は、グラスに少量注いだラオカーオを
息を 止めて一気に飲み干します。 その後に胃袋や体がカッカと熱くなるのが良いらしいですヨ。
ラオカーオ愛好者は、体が熱くならないから他のアルコールを飲まないというタイ人もいるようです。
味わって飲む酒というより、酔うための酒ですネ。 熱くなって力が出るというので農作業の前や
最中にも飲むと聞いたことがありますネ。 一つのコップで よく 回し飲みを やっているのを見かけます。

ワタクシもお酒は強い方だと思いますが、さすがに ストレートで そのまま飲めませんねぇ~
タイの栄養ドリンクで割って飲むと美味しいかも知れません。 が、安い酒ですから体に悪い、
なんて声も聞こえています。 低所得者が酔うために飲む酒、なんて陰口も ・・・
“訪タイしたら お試しあれ”とは、言えませんが、まぁ~ 話の種に一杯どうぞ!


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処で、タイのウイスキーも 以前より美味しくなりましたね。
以前は、メコンが中心でしたが、種類も多くなりました。