タイの不動産業界も活気づく？

　　
　経済の回復傾向で、オフィス市場も好転の兆しが見えて来ているようです・・・
スクンビット通りの繁華街に建設されている高層ビルも活気づいている感さえします。

が、昨年のオフィス需要は酷かったですからネ、前年比なんと56％減で、数年前の五分の一、賃貸料も
1平方メートル690バーツで前年比10％以上ダウンとの事、それを取り返そうと今年の不動産業界は、
鼻息が荒いとか。そうは言っても賃貸料の下落率はシンガポール（52％）、香港（46％）より良いようで…

　
　　＜バンコクの高層ビル＞

　そんな中、英国の大手不動産仲介会社が、10年の世界のオフィス・コストなる調査を報告しています。

バンコクの一人当たりのオフィス・コスト（賃料・共益費など）は、年間 2,600ドルで、世界の主要都市で
一番安かったそうです。最も高かったのはロンドンの2万1,530ドル、東京は2位で2万30ドル、3位は
ワシントンで1万8,380ドルだったとの事・・・　ロンドン・東京はバンコクの約10倍ですよ～　

アジアの主要都市を見てみると、香港1万7,700ドル、ムンバイ1万1,150ドル、デリー8,550ドル、
台北7,290ドル、シンガポール7,020ドル、上海6,880ドル、北京5,260ドル、クアラルンプール3,870ドル・・・
こうしてアジアと比較してみると、バンコクって、いかに安いか実感できますね、逆に東京は～　

　
　　　　　　　＜サイアム　パラゴン　デパート周辺＞
　
　そのバンコク市内の地価、これも毎年　報告されています。日本でも　よく銀座など地価の高い場所が
話題となります…　バンコク都内で昨年　最も高かったのは大型デパートのサイアム　パラゴン周辺、
高架電車BTSチッロム駅周辺・BTSプルンジット駅周辺で、１平方メートル当たり50万バーツでした。

1バーツ＝約2.8円の計算で約140万円になります。　次いでシーロム通りのバンコク銀行本店周辺と
BTSラチャダムリ駅周辺の約42.5万バーツ(約119万円)、そして　中華街のヤワラート通り、日本大使館・
米国大使館があるウィタユ通り、金融関連のオフィスが多いサートン通り、BTSスラサック駅周辺は
約40万バーツですから　112万円です・・・　最近は　やはりBTS駅周辺が高くなって来ていますネ。

　
　　　　　　　　＜中華街のヤワラート通り＞

　日本の方々！　こんな地価の話しをしたって、外国人が土地を買うことが出来ないのはご存知ですよネ…
永住権を持っていても買えません、国籍を持っていなければNGです・・・　そりぁ～　そうですよネ。
これを許したら大変なことになってしまいます。土地の貸借期間も30年と制限しています。

　タイではコンドミニアムの購入にも制限があり、全戸数のうち外国人の所有比率は49％以下と規制され
例えば　あるコンドミニアムの全戸数が100部屋としたら49部屋までOK、それ以上を制限しています。
　いずれにしましても、不動産業界が活気づくことは良いことです！　　



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