今日 31日は世界禁煙デーです。5月31日から6月6日まで世界保健機関(WHO)が定めた
「世界禁煙デー」は、”喫煙しないことが一般的な社会習慣となること” を目指しています。
30年前の1989年5月のWHO総会で、毎年5月31日を「世界禁煙デー」とすることが決議され、
31日から一週間を「禁煙週間」として定め、タバコの害を訴えるイベントが、全世界の190カ国
以上の国で行なわれます。 WHOから「禁煙活動の模範国」と、されているタイでも同様です。
WHOが2018年発表した喫煙率の統計(16年時点)によると、日タイの喫煙率は下記の数値 …
男性 女性 平均 WHO加盟国194の国と地域を対象とし、男女とも
タイ 38.8% 1.9% 20.8% 標準化年齢15歳以上を対象としていますので、
日本 33.7% 11.9% 22.5% 隠れた数値が潜んでいるかも知れませんネ。
喫煙率の高い世界の順位でみると、タイの男性が48位、日本が70位、タイの女性が111位、
日本が55位となっています。日タイの大きな違いは、タイ人女性の喫煙率が非常に低い
ことです。 「禁煙活動の模範国」とは言え、タイの男性の喫煙率はまだ高いんですネ。
禁煙デーを前に、タイ・マヒドン大学の博士らが、こんな調査を発表していました。タイには
「1,000万人以上の喫煙者がおり、年間平均7万2,000人以上がタバコが原因で死亡している」と。
“その原因は「肺がん、肺気腫、肺炎症、結核」などの疾患で、彼らの寿命は平均18年ほど
短縮されている。17年には1,070万人の喫煙者がいたが、そのうち72,565人が喫煙関連の
疾患で死亡した” と付け加えています。 疾患による治療費と病気で失われた収入の機会は、
タバコの税収をはるかに越えるものとなっている、と具体的な数字を出して訴えていました。
禁煙活動の模範国・タイは、タバコには厳しい国でタバコに関しての法や規制を多く設けており、
公共の場では一切禁煙です。タイ各地の6つの空港でも今年の2月より完全禁煙となりました。
タバコのパッケージには、グロテクスクな写真と警告分を記載しなければなりません。 が、
そのパッケージに関しても、また新たなに法を設定させています。今年の9月までにタイ国内で
売られるタバコの全ては「プレイン・パッケージング(簡易包装)」にすることを義務づけます。
<これからは こんなパッケージも見なくてすむかな>
これにより、各タバコ会社やそのブランドのロゴや色を使う事は出来なくなります。マルボロや
マイルドセブンなどのイメージなロゴは消され、赤色や緑色などのカラーも使えなくなります。
新たなパッケージは黒色や白色に統一され、品名も統一された大きさのフォントで書かれて
いるだけになります。 タバコのイメージを より地味にさせる法律なんでしょうネ。
日タイの禁煙・喫煙の話 まだ続きますが、長くなりますので明日に ・・・
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