昨日は5月5日で、日本では「子供の日」の日でした。 近所の公園に沢山の
家族連れが来ていました。現在 日本に滞在中で、久しぶりに観る光景です。
4月1日現在、日本の15歳未満の子供の数は1,617万人で、前年より16万人減り過去最低を記録し
34年連続の減少だそうです。全人口に占める子供の割合は12.7%で、41年連続で低下しているとか。
65歳以上の割合は26.4%ですから、その半分以下になってしまったことを聞くと、これは深刻ですネ。
ところで、タイの子供の日は1月の第二土曜日と決まっています。各地で子供の為のイベント、また
各地の動物園・遊園地などの子供の入園料が無料となったり、市内のドゥシット動物園への無料特別
送迎バスや高架電車も6時から午後12時まで、身長140センチ以下の子供を運賃無料としたりします。
こうして家族でイベントに参加できる子供は幸せですが、国連機関ユニセフ・タイの調査では
両親と離ればなれに暮らす子供の数が3万人を超えており、子供全体の21%を占めているそうです。
カンボジア7%・ラオス5%・ベトナム4%と、隣国と比較しても世界的に見ても、タイは異常な
割合らしいですヨ。これは両親が出稼ぎに出ているなど、別居している児童の数字が多いようです。
タイの地方では 祖父母に子供を預けたまま、両親が都会で働いているって、よく聞く話ですからネ。
身近では タニヤの繁華街で働く女性たちのほとんどが、そんなお母さんたちでしょう。
タイは基本的には農業国ですから、地方での仕事がまだまだ少なく働く場所がありません。隣国に較べ
バンコクという首都が大き過ぎるから、仕事もあるから都心に来てしまうのかも知れません ・・・
両親と別居している子供たちの90%が祖父母と同居しているわけですが、気がかりなことは、祖父母
自身は初等教育しか受けていない場合がほとんどで、両親の不在が子供の発育に与える影響が大で、
同年代の子供に比べて愛情不足や語学力の遅れが目立っているそうです。昔もそんなことはあったと
思いますが 近代化すればするほど、その差は大きくなって目立つんでしょうねぇ~
今年のタイの子供の日に、スイスの人材派遣大手のアデコグループが日本を含むアジア9カ国で
子供がなりたいと思っている職業を調査しました。タイと日本のベスト5を並べてみると ・・・
タイ 日本
1位 医師 パティシエ
2位 軍人 医師
3位 警察官 サッカー選手
4位 教師 プロ野球選手
5位 エンジニア 教師 <7歳から14歳の子供>
タイも日本も、その ”らしさ” が、よく出ていますよネ。
子供の話、もう少し続けたのですが、長くなりますので明日に続きます。
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