9カ国の7歳から14歳の子供たちが、なりたいと思っている職業、医師が1位だったのは、
タイの他に、マレーシア・ベトナム・韓国・香港の4カ国でした。 昨日からの続きです。
台湾とシンガポールの1位は教師でした。 日本も2位に医師、5位に教師と入っていましたが、
アジアでは医師と教師は、子供にとってインパクトが強く憧れるんですネ。 この職業に就きたい
と思ったのは、「他の人を助け、幸せにしたい」というのが主な理由だったといいます。
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ワタシは小学生の頃、プロ野球の選手になりたかったですねぇ~ 皆さんはどうでした?
タイの約30年ほど前のアンケートでも、男の子は「人を守る医師」、女の子は「家族を守る看護師」
だったそうですヨ。 子供たちのなりたい職業が、今と変わりがないようで ちょっと意外です。
こんな質問もありました。
「家族とお金とどちらが大切?」という質問に、タイの子供の97%が家族と答え、日本の子供は59%、
タイ人の家族との絆の深さを強く感じます。 「住みたい夢の国は?」の質問には、1位が「タイ」
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2位「日本」3位「米国」と続きました。「首相になったら何をする?」という質問では、「国を
発展させる」「貧しい人を助ける」「教育を改善する」などが上がり、なぜかホッとしました。
さて タイの子供の話で懸念されることが もう一つあります。
今の時期のタイは夏休み(3月~5月)の真っ最中で、子供たちは楽しい日々を送っています。
余りの暑さに警戒警報が発令するほどですが、子供たちにとってはなんのその。夏本番を迎えて、
家族揃って、海や川の水のレジャーを楽しむ子供たちも多いようです。
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ところが、毎年 3月を過ぎる頃から、子供の痛ましい水死事故が増えてしまいます。タイ保健省によると
15歳以下の子供の死因トップが「水死」だといいますからネ。ワイズという雑誌によると、子供のタイの
水死者数は 年間1,243人、1日平均3人強、世界全体では年間 13万5,585人、1日平均 372人。
世界に190カ国あるとして単純計算で、372÷190=1.96人ですから、確かに タイの数字は多いですネ。
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保健省の調査によれば、タイの15歳以下の子どもの人口830万人のうち、泳げる子は198万人とか。
泳げる子が4人に一人もいません。これも水難死亡事故に繋がるのかな。 大人の救助方法も
よく解っていないため、助かるケースも死亡事故になってしまうことも多いようです。
親の水難事故の意識も薄く、家庭で水難事故が危険なことは教えるようですが、親自体が
泳げないタイ人が多いのも、世界平均より水難死亡事故を増やしているんでしょうネ。
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事故を減らすには、まずは親の救助教育から始めればいけませんかネ。 正月の水かけ祭りで、
あれだけ水をかけ合っているのにねぇ~ 泳ぎと水のかけ合いは違うかぁ~
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