タイの新幹線、日本と中国 どちらを 選ぶ？

　　
　インラック首相が 再度 訪日して、九州新幹線の博多～熊本 間を 試乗したのは、これが 目的で
訪日したのでは ありません。　（インラック首相の訪日は ３月に続く二回目、昨日からの続きです）

インラック首相は、19日～22日に 東京で開催された 「第４回 日本・メコン地域諸国首脳会議」 に 出席後
九州を 訪れ、新幹線の博多～熊本 間を 試乗したんですネ。　訪日前の17日～19日には 首相就任後

　
　＜中国服を 着て 温家宝首相と会談するインラック首相…＞

初めて中国を 訪れ、胡錦濤 国家主席・温家宝 首相・次期最高指導者とされる習近平 国家副主席らと
会談を しています。　また 北京～天津 間を 結ぶ高速鉄道である京津都市間鉄道にも 試乗しています。　

タイは バンコクとタイ東北部ノンカイ、北部チェンマイ、南部パダンベサールを 結ぶ高速鉄道を、中国の
技術・資金協力を 受け、建設する計画があるんですネ。　中国は 中国で、雲南省からラオス、タイ、
マレーシアを 経由しシンガポールに 至る鉄道網を 計画しており、タイの計画は　その一部に なります。

　
　＜九州新幹線を 視察するインラック首相…＞

さて 日本でのインラック首相、ＪＲ九州の新幹線 博多～熊本 間を 「さくら」 などに 使われるＮ700系の
臨時列車で 往復しました。　ＪＲ熊本駅では 熊本県知事や県のＰＲキャラクター 「くまモン」 が 出迎え
インラック首相の訪問を 大歓迎したようです。　この様子を バンコク週報が 詳しく 報じていますネ。

タイで展開している 「一村一品運動」 の参考にしようと、熊本からの帰路は 同県産のイグサで作られた
暖簾など九州各地の産品を 使用した新800系に 乗車し、ＪＲ九州の担当者に 座席やシステムの技術的な
要素に ついても よく 熱心に 質問され、女性首相らしくデザインにも 感心を 持たれたようです ・・・

　
＜着物も試着してみました…＞

ただ 今回は 中国の北京～天津 間を 結ぶ高速鉄道である京津都市間鉄道にも 試乗しており、首相として
日本の新幹線に 非常に 関心を 示していますが、タイに とっては 過剰性能で価格が 高すぎるという
見方が強いようですネ。　性能は 落ちても 安い方が良いと いう考え方のようですヨ ・・・　

考えてみれば、バンコクの沢山の国際列車が 非常な旧式列車を 使い、システムなども 遅れている事を
鑑みると タイ東北部ノンカイや北部チェンマイの地域だけに、日本並みの新幹線を 走らせる、というのも
不自然な 話しに なってしまいますものねぇ～　　ここは 中国の新幹線に 任せておいて良いのかも ・・・

　

インラック首相、折角 九州新幹線を 視察してくれたので、まずは バンコクの列車とシステムなどを
日本スタイルに リノベーションしましょうよ！　　ねっ！　・・・　


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