タイでゴルフ友達になりましょ。

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「教師の日」のある行為が 批判される時代に ・・・

2019年06月23日 | タイの好きな所、良い所
 
 二つ目の「教師の日」となるワンワイクルー(教師尊敬の日)は、
6月の木曜に行なわれています。 昨日からの続きです ・・・

タイは4月が一番暑い季節。タイの学校の夏休みは3月中旬から5月中旬までとなります。
タイでは5月が学校の新年度になりますので、新学期が始まる5月末~6月中旬からの
木曜日は、多くの学校で「ワンワイクルー(先生を敬う日)が行なわれる時期なんですネ。

 

「先生を敬う」という行事は、もともとはインドのバラモン教の影響でタイに伝わって
来たと言われています。 それが学校の公式行事として組織的に始まったようです。

「教師の日」は、1957年に制定されていますから タイの伝統的風習として伝わり、今に至っています。
その内容も時代とともに変わってきて、現在のワンワイクルーは次のようなことが行なわれています。

 

数日前から生徒は、台のついたお盆に花を飾り付けて用意をします。そして当日、先生の前で生徒が
“日頃の感謝を忘れないよう” 宣言をする儀式の後、先生の訓話を聞きます。その後 生徒の保護者と
先生が親睦を深めるために行なわれるスポーツ競技会やその他イベントなどの催し … … 等々です。

幼稚園児の頃から 年に二回もこのような行事があると、タイの先生の威厳は保たれるでしょうネ。
これは日本では見られない、実施したい、タイの伝統行事で素晴らしいことだと思います。

 

しかし どこの国でも 時代の変化と共に、イチャモンをつける人たちが現れるものです。
児童・生徒・学生が、先生への敬慕を表して花などを捧げ、足元に額をつけて ひざまずきます。

批判する人たちは、先生を敬うことが悪い、というワケではなく 敬う時のワイ(挨拶)の
ひざまずく(土下座) やり方に “違う、おかしい、変えるべきだ” と主張し始めています。

問題視しているのが、土下座という行為らしいんです。この土下座は「国家権力に盲目的に
服従させようとする、洗脳教育に繋がっている」と、批判者たちは危惧しているといいます。

 

反政府論者なのか「これは軍事政権を持って国民を一方的に従わせる方法の一つになる」と …
或いは、王室に対する伝統的な敬慕の表し方にも イチャモンをつけたい人たちかも知れません。

何度も言いますが、彼らは “先生たちに敬慕や尊敬の意を表することに異存はない、今後も
タイの伝統行事として行なうべきだが、その表現方法に問題がある” と訴えています。

 

なにも 土下座までしなくても「合掌(ワイ)」をすれば十分であり、先生を敬うことはできる
と言うんでしょう。 確かに それはそうですが、いろいろな見方をする人が出て来ますよネ。

それも一理あるように思いますが、私は タイらしくて良いと思いますけどねぇ~ 土下座という
言葉は服従や謝罪というイメージがありますが、“ひざまずく” という表現だと “敬う” という
印象になって、良いような気がします。 人それぞれですので、簡単に決められません。
 土下座から合掌に代わっても、先生を敬う行事は続けてもらいたいものです。  



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