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水不足はタイ特有のスコールが少なくなったから?

2016年09月20日 | タイの名所、名物、料理
  
 日本では今日の夜中、非常に強い台風16号が鹿児島県に上陸し、暴風雨や
高波、河川の氾濫など、厳重に警戒するよう呼びかけていましたネ。

タイでも先週の13日から14日にかけ台風15号の影響で、タイの東北部、北部の一部が大雨に
見舞われ、東北部のブリラム県など数県で、家屋が浸水したり、道路が水没する被害がありました。

 

被害地では大変なんですが、タイはここの所 水不足で 今回の雨が水不足の解消につながるという期待も
出ているのも事実ですネ。 この台風のお蔭で14日時点でのタイの2大ダム貯水率は、北部ターク県の

プミポンダムが36%、ウタラディット県のシリキットダムが67%と、シリキットダムで貯水量が急速に増加。 
近年は毎年のように水不足が叫ばれ 被害地には申し訳ないですが、政府はホッとしているようです。 

世界で一番に水を使う4月の正月・ソンクラーンを迎えた時も水不足が心配されました。 
今年に入り政府も気になり出して、プラユット首相がバンコク首都圏での水不足の心配は

 

ないと発言していましたが、ただその一方で、ソンクラーンの水掛けは控えめに行なうよう
国民に呼び掛けていました。 ですが、国民の節水意識は それほどでもないようでしたがネ。

農村にとって深刻な干ばつの中、ソンクラーンを迎えるとあって、今年は 「イベントの全面禁止」 や
「水掛けは水鉄砲やバケツではなく、霧吹きで行なうように」 といった噂が飛び交っていました。 が、

タイを代表する一大イベントなので、同首相は 「禁止ではなく、水不足を念頭に入れ個人の判断に
任せる」 と禁止を否定。 でもシーロム通りのイベントを3日間から2日間に短縮されましたネ。

 

水不足の要因は、以前のように東南アジア独特のスコールが少なくなったからでしょうネ。
昨日もバンコクでは雨が降りましたが、シトシトと日本の梅雨のように情けない雨模様でした。

タイのスコールといったら、10分くらい前に空が真っ暗になり強風が吹きだし、それこそバケツで撒いて
いるような、前が見えないくらい激しい大雨となりました。 タイの雨と言ったらそんなもんばかりでした。

15分や20分経つと、カラッとスコールが上がり、抜けるような青空が広がります。 暑いタイでは
これが気持ち良かったんです。 ゴルフをしている時など、適度なお湿りとなって涼しく感じられます。
それが本当に少なくなりましたねぇ~ 水不足はここから来ているんでしょうネ。

 

ですから以前は、タイの人は傘など持ちませんでした。 少し待てば雨が止むのを知っていましたからネ。
どこかで15分も雨宿りしていれば、スコールが立ち消えます。 無理に動かずノンビリしていました。

そんな光景が 今では懐かしいですネ。 昔は傘など持っているのは日本人くらいでしたから。
売ってもいませんでしたネ。 それが今では折り畳みの傘が、コンビニには 必ず置いてあります。
あの激しいスコール、といったらタイや東南アジアの国々の風物詩の一つなんですが ・・・ 
 それが無くなっていくのも寂しいですねぇ~   


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