プラヤド・マークセン選手、日本シニアでは ”敵無し” かな ・・・

　　
　タイの鉄人、プラヤド・マークセン選手が、日本国内シニアのメジャー 「日本シニアオープン」 で勝利。
シニアの賞金ランク１位に浮上し、シニアルーキーが新風を吹き込んでいます。　“敵無し” が続きます！

久しぶりにシニアの試合観戦でしたが、同じくシニアのルーキー鈴木亨プロとの一騎打ち、見応えが
ありました。　放映のアナンサーと解説者、ラウンドレポーターらは、鈴木プロに勝たせたいような口っぷり。

ですが、マークセン選手は そんなことお構いなし。　最終日は風と雨の中 “67” をマークし12アンダー。　
これで 「コマツオープン2016」 に続きツアー２連勝、シニア通算３ 勝目を飾りました。　本当に強い！！

　

二人の気合が伝わる50歳同士の戦いでしたが、パットが良ければ勝てると思っていたそうです。
そのパットが冴えて よく打てていましたネ。　「お先ＯＫ」 のタッチばかりで素晴らしかったです。　

戦場となった習志野カントリークラブ　キング・クイーンコースとの相性も良かったみたい。　
回り良さそうにラウンドしていましたものネ。　18番の最後はチップインバーディですヨ。　

鈴木亨プロと並び首位タイから出たマークセン選手でしたが、前半で４つスコアを伸ばす抜群の立ち上がり。
結局後半も１つのボギーも叩くことなく、３位以下の選手がスコアを落とす中、２位の鈴木プロに３ 打差をつけ
圧巻のメジャー初制覇でした。

　
　＜見事、18番でチップインバーディ＞

ギャラリーも 「このおじさん、どこまでやりの！」 って感じでした （笑）。　フィナーレは見事な幕閉めで
鈴木亨プロも苦笑いしざるを得ません。　ピンチをパーで凌いできたからこそのチップインバーディでした。　

鈴木プロも前半こそバーディ合戦を演じ、互角の勝負を繰り広げましたが、後半に３ボギーで
失速してしまい、シニアツアー初優勝はお預けとなりました。　きっとこの戦いは続くでしょうネ。

　

マークセン選手、直近のレギュラーツアーの優勝は、49歳で出場した昨年７月の 「ダンロップ・
スリクソン福島オープン」 でしたが、年齢による衰えを感じさせないまま、50歳になった今年
１月にシニア入りしています。　その若さが今回は試合のアチコチで随所に見られましたネ。

マークセン選手が１番から連続バーディで先手を奪うと、鈴木プロも２番、６番でバーディと一歩も
引きません。　両者は前半ともに４バーディを奪い、優勝争いはシニアルーキーの２人に絞られました。　

　

後半、鈴木プロが11番のバーディでリードを奪うものの、スタミナ切れか、その後３ボギーで失速して
しまいました。　マークセン選手は、スコアを落とす鈴木プロを見ながら、若さ溢れる堅実なプレーで

17番を終えて２打のリードを奪い、最終18番ではバンカーからのチップイン・バーディで有終の美を
飾る完璧なプレー。　同じ50歳ですが、レギュラーツアーとアジアンツアーの現役には敵いませんでした。
　来年はアメリカのシニアにも挑戦するそうで、中年の星ですネ。　今以上に応援したくなりました！　　　



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