タイの一世帯平均月収って、いくら？

タイ統計局から「2007年度タイの一世帯当たりの平均月収は1万8,660バーツ」と発表されました。（前年4．9％増加）

1万8,660バーツと、言いますと日本円で約62,000円です。タイの人口は約6,400万人。世帯数は約1,680万世帯ですから
タイ全土の家族構成は一世帯当り、平均約3.8人になります。日本などをベースに生活している人が、この数字を聞くと
“わぁ～　これで3.8人が生活できるのか？”となりますが・・・　でも　ちょっとお待ち下さい！

この数字は全国平均ですから、バンコクの大都会などでは特別で、月収も物価もより高くなりますし、何でもそうですが
“バンコクを見てタイを語るなかれ！”と言われるように、タイの中でもバンコクは例外です。

また“タクシーの初乗りが35バーツ、1バーツ＝3.3円だから、え～と、円にすると約116円か、東京の六分の一、安いなぁ～、”
となります。当然のこと月収でも諸物価でも、タイと日本では物価の水準が全然違いますので、日本円に換算してしまうと、
何でも安くなってしまいます。実はここにロングステイヤーが浪費してしまう「落とし穴」があるんですが・・・

世界の国々の物価と現地の物価感覚を較べるには、「タクシーの初乗り料金やラーメンの値段を比較しろ」と、よく言われます。
例えば日本では、タクシーの初乗りが650円、タイは約116円。日本のラーメン一杯600円、タイでは約90円・・・

すると、日本の物価はタイの物価の約5倍～6倍と言うことになります。ガソリン以外は一つの目安にはなります。
（ガソリンは日本の約半分値段ですから、タイの物価のわりには非常に高いんですヨ。自動車も含め車両関係は高い！）

日本とタイの勝手な物価指数から「一世帯当たりの平均月収は1万8,660バーツ（約62,000円）」を日本円にすると
5倍としても310,000円になります。月収を5倍にしちゃうのは、少々乱暴ですが、タイの平均月収が物価に対して
決して低いことでは無いことがよく理解できます。

唯　ワタクシらロングステイヤーは、日本で貰う日本人の収入をど忘れして　且つ　タイの物価は一つ一つは安いですから
使い方が乱暴になり、結果的には毎月の出費が多くなっているのではないでしょうかネ？

それを防ぐには、一つ「０」をつけると、タイ人側に立った物価感覚になり浪費ぐせを低く抑えることが出来るかもしえません？

100バーツだったら「０」を付けて1,000円とします。タクシーの初乗り35バーツは350円、ラーメン一杯25バーツは250円。
タイ人が借りるアパートメント3,000バーツは30,000円です。日本人・外国人が借りる部屋は3万バーツ～5万バーツですから
30万円～50万円です。とても、タイ人のお金持ちでなければ借りられません。どうでしょう？是非　参考にして下さいませ。

処で、一世帯当たりの平均月収が報告されたと同時に、一世帯の平均負債額が11万6681バーツだったことも報告されています。
負債世帯の割合は全体の63.3％だそうですが、ワタクシ流に換算すると116万6810円の負債を持っていることになります！？？
わぁ～　たいへんだ！！


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