ゴルフの女子プロの若手の間で、“いつ勝っても不思議ではない” と言われている
仲間の一人、植竹希望プロ(23歳)も、ようやく念願の初優勝を果たしましたネ。
2020-21年シーズンは2位が一度、3位が二度を含むトップ10には 七度も入っています。
昨季の賞金ランキングも33位になりシード権を獲得。 今季の開幕二戦目も2位でした。
<さぞかし嬉しかったでしょう>
それが「KKT杯バンテリン 」にて、2位で出た植竹希望プロは4バーディ・3ボギーの
71で回り、通算8アンダーで並んだ21歳のミレニアム世代 三人(吉田優利・小倉彩愛・西村
優菜プロ)とのプレーオフを制し、1998年度まれの黄金世代10人目の優勝者となりました。
なんとプレーオフは 6ホールまで続き、最後は植竹プロがバーディを奪い勝ち切りました。
プロデビューから6年、55試合目での初勝利の瞬間は、両手をあげてバンザイでしたねぇ~
19年8月の淺井咲希プロ以来、2年8カ月ぶりに黄金世代10人目の初勝利で、“いつ勝っても
不思議でない” 仲間から抜け出しました。 西郷真央プロの際は、淡々としていましたが、
植竹プロは大粒の涙が止まりませんでした。 その涙の理由を聞いて、よく理解しました。
両親は彼女が高校2年生の時に離婚し、母親は仕事を掛け持ちしながら生活とゴルフ
費用を支えてくれ、自身もゴルフ場でアルバイトをしながら練習に明け暮れたそうです。
<母と共にプロテストに5位で一発合格>
17年にプロテストに一発合格しても賞金収入はゼロが続き、20年まで新型コロナ
ウイルスの影響で、試合の無かった時期はレッスンなどで収入を得ていたといいます。
万歳をした後、スタンドで目元を手で覆っていた母を見たら、たくさん迷惑をかけてきた
ことを想い、母には感謝しか無く、大粒の涙が溢れてきたようです。比較的裕福な家庭の
子が、ゴルフをしている風に思われがちですが、このような選手も 結構 居るようですヨ。
<森口祐子さん>
西郷真央プロの場合は、ジャンボ尾崎の𠮟咤激励がありましたが、植竹希望プロには優勝の
前日、ツアー通算41勝の森口祐子さんから、“人のことは自分の力じゃ変えられないから、
自分に集中しなさい” という励ましのメールが届いたそうです。この日は他人のスコアを
見ずに、自分のプレーに集中し、プレーオフも精神力を保ち続けることができたようです。
パーオン率、ドライバーの上手さを示すトータルドライビングは、ツアー屈指との評価。
キレのあるスイングから繰り出されるショットは、女子ツアーの中でも際立っています。
植竹希望プロも西郷真央プロのように、きっと 二勝目・三勝目は近いでしょうネ。
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