今のバンコク市内では、日本料理・日本食材で殆んど食べられない物は無くなりました。
ただ ワタシの食習慣で、食べられないことが一つだけありました。いやタイでは食べない方が
いいと言われていたから 食べないようにしていました… それは “生卵のかけご飯” です。
我が家では小学生の頃から運動会の日など 卵の一部を割って醤油を垂らして、飲みこんで飛び出して
行った文化もありました。そんな幼少時代のなごりもあって、生卵が大好きで 日本にいる時には、
今でも生卵をかけご飯にしたり、生で飲んだりします(苦笑)。
今では日本食専門に食材を売っているフジスーパーには、食べられる生卵も数多くなりましたが、
「タイ地元の卵には菌や寄生虫などが付いていることがある」ので、怖くて生では食べられないと、
言われていたことがトラウマとなって、少し前までは生で卵を食べたことがありませんでした。
そんな何年か前、ワタシにとって嬉しいニュースが飛び込んで来たのが昨日のようです!
タイの食品大手でもあるベタグロ社が「生食用卵」の開発に成功し、ひとまず一日あたり
5万個程度の生食用卵を出荷する話でした。 勿論 日本人向けです。
(同社の一日あたり鶏卵出荷量は、約200万個にのぼるそうです)
いつ入るか、毎日のようにフジスーパーに見に行ったものです。これで生卵が食べられと ・・・
この生食用卵は、バイオセキュリティが徹底した鶏卵農家限定でつくられ、発送前には卵の完全洗浄の他
殻にヒビがないか、黄身や白身に血の塊がないかのチェックなどが行なわれ、更に 配送は8度以上の
低温状態で運び、取り扱い店にも厳しい品質管理を要求するんだそうです。これは安心ですよネ…
ベタグロ社、と云うと バンコク市内だけでも50店舗を展開している大戸屋のパートナーでもある
養鶏・養豚・飼料の大手ですが、同社幹部は「生食用卵の市場は小さいが、8万人以上といわれる
在タイ日本人や高級ホテル、一部飲食店などの需要を見込んでいる。衛生的な卵を生産すれば高級品を
好む層にも受け入れらるはず」とコメントしていました。ごもっとも、同感です! ワタシの知人なんかは、
友人に頼まれて、わざわざ日本から生卵を持って帰ったことがあるぐらいですからネ・・・
でも こんな説明をしてもタイ人は、きっと食しませんヨ…
世界的にも 生卵を食べる国は少ないですが、タイ人も生卵を食するのは かなりの抵抗感があります。
「こんな物食べたら戻してしまう… 化け物の食べ物だ」等々、散々な表現をして生卵を嫌います。
ベトナムで有名な “孵化しかけている卵” を好きなタイ人さえも、生卵を食べるのを気味悪がります。
そう云えば、タイ人は目玉焼きにも、完全に火を通して焼けているかチェックしますモンね。
ワタシ タイ人に気味悪がれようが ”生卵” 食べまっせ”!
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