14日 最終日だったLIVゴルフとの共催試合のアジアンツアー「インターナショナル
シリーズ 第三戦」は、タイ国出身のニティソーン・ティポン選手(25歳)が、優勝
しています。彼はアジアンツアー通算2勝目ですが、ダークフォースの存在でしたネ。
会場はシンガポールのタナメラCCでしたが、ティポン選手は通算16アンダーで廻り、
最終組の結果を待つことになりました。良くてもプレーオフを覚悟していたようです。
<ティポン選手は タイ中部のパトゥムターニー県出身>
最終組は、マレーシアのギャビン・グリーン、台北のチャン・シチャン、タイ国のパチャラ・
コンワットマイ選手(23歳)からなるグループで、同選手権をリードしてきた三人でした。
<惜しかったパチャラ・コンワットマイ選手>
ところが、ゴルフの神様が最終組にいたずらをします。18番ホールで雷のため40分間
中断され、彼らにとって予想以上に長い待ち時間となったようです。再開後、チャン選手は
ティショットを池ポチャしてダブルボギー、グリーン選手は15フィートのバーディパットを
わずかに外してしまいました。終わってみれば、最終組の三人は揃って15アンダーとなり、
ティポン選手の劇的な勝利となり、270,000ドル(約3,624万円)の優勝賞金をゲットしました。
“スコアのことは考えず、プロセスだけを考えてプレーしたのが良かった。世界のトップ
選手も出場しているインターナショナルシリーズで、優勝することを夢みていたので嬉しい。
今の気持ちは言葉では言い表せない” と コメントしています。 さぞ 嬉しかったでしょう。
ティポン選手は2015年、プロに転向し、タイ国のローカルツアーでプレーしていましたが、
18年からアジアンツアーの下部・デベロップメントツアーに的を絞り、上を目指しました。
同年初優勝を飾り、4回のトップ10入りを果たし、下部の賞金ランク2位となって、
アジアンツアーのシード権を獲得し、19年からレギュラーに出場できるようになりました。
<ザ DGC オープンで初優勝>
20年・21年とコロナ禍で多くの試合に出場できませんでしたが、練習だけは人一倍やった
といいます。その甲斐あって、今年3月にインドで開催された「ザ DGC オープン」で、
見事に初優勝を遂げています。そして今回の優勝で、今年のアジアの賞金ランクトップの
キム・シファン(米国)に次ぐ、今シーズン二人目の2勝目プレーヤーとなりました。
<世界ランクも371位から 今日現在では 275位に>
賞金ランキングも2位(約420,000ドル = 約5,600万円)に躍進し、8月8日では
371位だった世界ランクも15日には275位なり、目標の200位以内に近づいて来ました。
日本勢では、木下稜介・久常涼プロが通算12アンダー7位タイが最高位でした。トップと
4打差は、まずまずかな? 今年のタイ国は、25歳前後の選手の活躍が目立ちます。
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