なんでも７月～９月に在タイ日本大使館に届け出があった日本人の犯罪被害は69件で、４月～
６月より20件以上増えたと報告されています。中でもバンコク都内を中心に、スリ、置き引きに
よる旅券盗難が増加しているとのことです。パスポート保持にも十分に注意しましょう。
そんな中、４人の日本人が覚醒剤2.3キロ、拳銃１丁を所持していたとして、麻薬取締法違反などの
容疑で逮捕されました。日本でも 既に 大きく報道されていますネ。彼らは否認していますが ・・・
タイ警察は、中心人物なる34歳の男が麻薬密売に関与しているという情報をつかみ、おとり捜査で
呼び出し、待ち合わせ場所のレストランで逮捕しました。事態はさらに深刻です。男は取調べ官に
見逃してくれるなら300万バーツの賄賂を支払うと申し出ました。警察はこれを受け入れたふりをし、
男の連絡を受けて現金100万バーツを運んできた別の日本人の男３人（52・50・49）を逮捕しています。
先月かな、在タイ日本大使館から在留邦人へ麻薬関連について注意を呼びかけたばかりでした。
警察が観光スポット・繁華街などで違法薬物の取り締まりを強化しているとして、親しげに近付いて
来る人物から「怪しい錠剤」「乾燥した植物の葉」などを購入しない、無料でも受け取らないようにと。
まぁ～ 今回の逮捕劇、まだ詳細は分りませんが、被害者というより麻薬を広める犯罪者のようですが …
警察は彼ら容疑者らが暴力団関係者で、バンコク都内の繁華街などでタイ人や外国人に麻薬を密売していた
と見ているようです。また、麻薬を隠した鞄をタイ人女性に持たせて外国に送り込むという手口で密輸も
働いていたと … … あちらの人のことですので一般の人と比べてもいけないですが、そういう人かは
タイでは分りませんし、いつ巻き込まれるか決して人ごとではありませんからネ。留意が必要ですヨ。
タイでも警察による捏造疑惑がないでもありませんが、おとり捜査という時間も手間もかかる手段で、
逮捕されている事から、男が以前から何らかの形で、覚せい剤の販売に関係していたと思われます。
ただ、タイでの麻薬関連の犯罪は殺人よりも重罪とされ、特に販売目的所持で起訴された場合は、死刑や
終身刑、50年の懲役刑などが科されます。タイを初め、東南アジアでの麻薬所持は厳しいですからネ。
つい最近も、マレーシアの最高裁から覚醒剤を持ち込んだとして危険薬物法違反に問われ、日本人女性の
元看護師が無罪を主張していましたが、１・２審で死刑判決を受け、死刑が確定したばかりでしたネ。
同被告は2009年10月30日、アラブ首長国連邦（UAE）のドバイから空路でクアラルンプール空港に
到着した際、鞄に覚醒剤のメタンフェタミン約3.5キロを所持していたとして起訴されていました。
「スーツケースは知人から預かったもので、中身は知らなかった」として無罪を主張していますが、これが
本当なら たいへんな悲劇です。 巻き込まれる、という事態に十分 注意いたしましょう！
年齢が一部違っていますね。
赤木努（５２歳）、米田常雄（４９歳）、松本良平（３８歳）が正しいです。
下記サイトに、３名の写真があります。
http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/4513559.html
今回の事件で衝撃が走ったのが、赤木努容疑者です。
彼は、パタヤを代表するゴルフツアー会社「AKG」の社長さんだからです。
本ブログの読者の中にも、AKGツアーを利用された方は多いかと思います。
http://www.akgthailand.com/
米田常雄容疑者は、バンコクのトンローで不動産仲介業をしてるようです。
トンローの入り口にある丸いコンドミニアム「５５コンド」の４Fに事務所があります。
http://www.myhome.co.th/profile.html
今後が心配です。 情報ありがとうございました。
年齢など訂正しておきました。
●11月10日深夜、自宅に戻りました。事件のことは改めて詳細を報告させていただきます。明日は終日バンコクの予定です。皆様には大変ご心配をおかけしました。
★お客様、親戚、親しい友人、関係者、協力者、個人的にお付き合いのある方々へ 赤木より
まず、ご連絡、ご報告が大変遅れましたことをお詫びします。
その理由は麻薬売買および贈賄罪の 一味という容疑により、逮捕されていたからです。
この罪は重く最高刑が死刑というもので、他に知り合 いとして、2人も同時に逮捕されました。
その2人とは・・・
1. 松本氏、 松本氏は同郷の後輩です。ツアー客とし、ここ10年ぐらい来タイし、彼は将来タイで住みたいという希望をもっていました。2年ほど前、工場のプロジェクトを一緒にやることになって、急に親しくなり、お互い助け合う仲になりました。
2.米田氏は20年来のタイでの知人です。通訳、翻訳、事業相談などを相談しておりました。彼の人脈やタイでの知識、タイ語能力に信頼をおいていました。
弊社ご利用のお客様には大変ご心配をおかけしたと思います。誠に申し訳ございませんでした。
会社は営業しておりますが、創業者の逮捕という報道で、会社の信用を落とす結果になったことは十分に理解しております。
まずは、今来られているお客様、すでにご予約済みのお客様にご迷惑をおかけしないよう、今まで以上にフォローをしていき信用回復に向けて頑張っていく所存です。
★事件について
10月23日の事件当日、松本氏から電話で連絡があり、100万バーツをかしてほしいということが発端です。逮捕された日本人の保釈金として、支払うというものでした。
そのときに何の容疑で捕まったのかも知りませんでした。
ただ、長い付き合いの友人に依頼され、松本氏を助ける意味で現金を用意し、会社の提携車両のバンを使って、バンコクに向かうことにしました。
途中、米田氏に、どこに行けばいいか、道を尋ねる連絡をし、たどり着いた先は、警察高官などがよく利用する警察保養所という大変おおきな場所でした。
そこで警察官にお金を出すように言われ、出したところ捕まったのです。
私たち3人は麻薬売買と贈賄罪の一味という容疑がかけられていました。一味ということで、罪は重く、最高死刑、終身刑の可能性が大です。私はとても心配になり、怖くなりました。
同じ建物で生活する多くの受刑者に「ここから出られることはとっても難しい」と言われました。
家族との面会で、保釈金を支払って、仮釈放手続きをするとは聞きましたが、●一度目は何も詳細がわかっていないので、保釈金申請拒否、●二度目は重罪で逃亡の恐れがあるので、仮釈放拒否とのことでした。
正直、人生の最後になんでこんな目にあうのか？正直に真面目にずっと人のために一生懸命働いてきたのにと心が痛くなりました。拘留中は持病も悪化、血圧も200近くになり本当に生きては出れないのではないかと思う日々でした。
収監され19日たったある夜、放送で私の名前が呼ばれ、家に帰るようにと告げられた時、その瞬間、本当に生まれ変わったと感じました。それはまた自分の無実を世間に証明する、まだ世間への恩に報いるチャンスがある、まだまだ公平な世の中もあったかということに対する喜びも感じた次第です。 多くの皆様に心配をかけ、家族やスタッフに多大な迷惑をかけ、今後は自身の行動や生活態度等正すべきところは正して行きたいと存じます。
このような悪い話題で名前が挙がったことは痛恨の極みでありますが、今後も、何がありましても、何事にも誠心誠意、一生懸命取り組んでいきたいと存じます。
最後になりますが、日本大使館はじめ、多くの方々のご尽力で、今、健康にてこのような挨拶をできるようになりましたこと、御礼申し上げる次第です。
2015年11月24日 赤木 努
一時は どうなるかと思われましたが、安心しました。
それにしても、人との付き合いを考えさせられました。