2021年度は欧州ツアーに参戦したアッタヤ・ティティクル選手は2勝を挙げ、賞金女王・
最優秀新人賞・最優秀選手賞と、あらゆる賞を総なめにしています。昨日からの続きです。
そして 18歳になった21年12月に行なわれた米国ツアーのQT戦に臨み 3位に入り、今季の
米国ツアーに参戦しています。 (古江彩香プロは7位、渋野日向子プロは20位でした)
今回の優勝は、ルーキーとして一番乗りとなる勝利でしたネ。
今季の3月に入った春先から好調を保っており「HSBC女子世界選手権」では4位、「ホンダ
LPGA」では8位、そして 今回「JTBCクラシック」で米国ツアー初勝利。 欧州ツアーでの
実績がありながら、それでも米国ツアーの初優勝に「夢が叶った」と声を振るわせました。
それはそうでしょう。 昨年5月、母国タイで開催された「ホンダLPGA」では2位に、
8月の「スコットランド女子オープン」でも2位と、あと一歩届きませんでしたからねぇ~
“米国ツアーで勝つのは夢だった。もちろん優勝を目指して出場しているけれど、米国で
こんなに速く勝てるとは思わなかった“ と、6打差の大逆転で掴んだ勝利に大感激でした。
昨年の「ホンダLPGA」で、アリヤ選手と優勝争いを演じ、1打差で惜敗の2位でした。が、
もし勝っていれば、QTを経ることなく米国ツアーの出場資格を得ることができました。
しかし、アッタヤ選手は振り返ります。“もし優勝していたら、欧州ツアーの厳しい天候や
難しいゴルフコースを経験することは出来なかったし、こんなに速く勝てなかっただろう” と …
<タイ人勢六人の優勝者>
さて、現役のタイ人女子選手勢として、アリヤ・ジュタヌガーン(優勝12回)、モリヤ・
ジュタヌガーン(2回)、ジャスミン・スワンナプール(2回)、パティ・タバタナキット
(1回)、パジャリー・アナナルカーン選手(1回)に続いて、アッタヤ・ティティクル
選手が、米国LPGAツアーにおいて、優勝した六人目のタイ人プロゴルファーとなりました。
これで米国ツアーランクも4位に浮上し、世界ランクでも、いつのまにか アリヤ選手らを
追い抜いて5位に入りましたネ。 因みに畑岡奈紗プロは9位、笹生優花プロは11位です。
<タイ人勢の世界ランクでもトップに>
これで、ランキング上位の一桁台に入る「トップランカー」の実力を持ったタイ人プロとして、
明日からの海外メジャー初戦「シェブロン選手権」での活躍も、大いに期待がかかります。
同選手権は、昨年までの「ANAインスピレーション」からスポンサーが変わり、新たに米国
石油大手シェブロンと今年から6年契約で大会名称も変りました。 そうでしたネ。昨年の
覇者は、タイのパティ選手でした。 畑岡奈紗・笹生優花プロらの観戦も楽しみです。
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