タイでは銃を入手するに 法律上では銃規制は厳しいと言いながらも、家に置く護身用の購入
許可証は、申請基準に従って書類を提出すれば合法的に入手できます。 昨日からの続きです。
外国人名義では不可能ですが、これが法人名義で購入すれば外国人でも所有できるなど、日本では
考えられないほど銃を手にすることができるんですネ。何かと抜け道があるのもタイらしいかな。
そして ヤワラートなどの中華街へ行くと銃が売られていたり、闇ルートや横流しもあると聞きます。
また 本物の銃が身近にあるので密造銃を製造できて、それによる銃犯罪が起きてしまっています。
銃事件をひも解くと、昨日の女性村長さんの発砲事件は合法的に入手している銃でしょうが、
痴話げんかや若者の喧嘩での発砲事件などに使われる銃は 非合法的な銃が多いようです。
合法銃による銃事件での犯罪はそれほど多くありません。しかし、警察官は発砲基準が日本と
違うため、比較的安易に容疑者に向けて発砲しますネ。交通警察では余り起こり得ませんが、
麻薬捜査担当官などの検問では、指示に少しでも従わないだけで発砲することもあるようです。
タイでは連射できる自動小銃は警察官でも個人購入ができないなど、規制は厳しいですので
米国のような大きな凶悪犯罪は起こりにくい反面、強盗や不良少年たちによる抗争などでは、
発砲された銃弾による死傷者は少なくありません。これが今の大きな社会問題でしょうネ。
簡単に銃を使いこなせることに疑問を思っていましたが、タイの知人曰く『徴兵制で入隊
した折や、高校生になると徴兵が免除される「ロードー」という軍事教科を受けた時に、自然と
銃の扱いを知ってしまう』と話していました。 徴兵制度の悪い一面が出てしまっています。
その知人は、昔の昔 ある場所で銃の打ち合いに出くわしたそうです。「身近で発砲事件に
遭遇しらた身を低くして物陰に隠れながら、その場から離れろ」と言われていたそうですが
パーン、パーンという鈍い発砲音にも拘わらず「足がガタガタ震えて前に進めなかった」
なぁ~んて、話していました。 その場に居たら、きっと そうなるんでしょうねぇ~
政府によれば現在、出回っている銃の数は人口約6,700万人に対して、登録されている銃だけで
610万丁あるといいます。 闇に出回っているものを含めれば計1,000万丁近くになるとも ・・・
よってタイは銃社会であることは知っておくべきでしょう。フィリピンのように外国人が銃で被害に
遭うことはありませんが、タイの銃による殺人率は、上述の諸事情などで米国に匹敵すると聞きます。
タイはアジアで最も銃による殺人率が高い国の一つとなっていて、10万人あたりの銃による殺人率は
3.48人であり、隣国のカンボジアの3倍で米国とほぼ同等だそう。 銃社会と言わざるを得ません。
普段は温和なタイの人ですが、ビジネスのこじれや男女間のトラブルでの銃殺人事件は頻繁に
起きてしまっています。そう言えば、学生間での銃による殺傷事件も、年に10件近くあるかな。
微笑みの国が近代国家になろうとしているのに、こんなことで米国と張り合う必要はありませんよネ。
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