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タイの吉本興業 (ウイム社長) は6年になります!

2018年02月14日 | タイの楽しみ
 
 11日の日曜日に「よしもと お笑いまつり in バンコク」を観てきました。

もともと落語や漫才が好きですから、一時帰国するとテレビ番組はもちろん 観ますし、時間が
あれば 今でも浅草や上野など演芸場へ足を運びます。 私 結構、お笑いにはうるさいんですヨ(笑)。

 

今回のよしもとの出演者は上記の通りでしたが、注目したのは尼神インターの女性漫才でした。
尼崎市と神戸市の出身からインターチェンジを文字って、尼神(あまこう)インターと付けたそう。

当日はお子さんの来場者も多かったためか、子供向きのお笑いになっており、それはそれで
面白かったですネ。 やはりライブは良いもんです。吉本は半年に1回くらいやって来ます。

吉本興業がタイに拠点を設けたのは2012年ですから今年で6年目になろうとしています。
米国・台湾・韓国などに続き、5つ目の海外拠点となります。 吉本エンタテイメント・
タイランド社の社長は、ウイム・マノーピモークさんが、設立以来 務めています。

 
 <ウイムさん>

ウイムさんは父親の仕事の関係で4歳から日本に暮らし、台東区の小学校に通い、その後
タイに戻り、再び来日して国賓留学生として1994年早稲田大学院を卒業しました。

「日本に関わる仕事をするなら日本の会社を知っておこう」と、当時タイ語・英語・日本語ができる
人を募集していたアイリスオーヤマ社に就職、本社がある仙台に移り住みます。そこで3年半勤めた
経験が 今に役立っているといいます。ですから日本人と間違えるほど綺麗で流暢な日本語を話します。

 
 <日本語ラジオメディア「J-Channel」> 

ウイムさんと吉本興業との出会いは「サラネー・おせっかい」という1本の映画がきっかけ。ジェトロの
ビジネスマッチングをサポートするコーディネーターを務めていた時、タイの芸能プロダクションから
“日本でお笑いの映画を制作したい” と相談を受け、吉本興業に掛け合ったのが始まりとのことです。

ウイムさんは、タイ初の日本語ラジオメディア「J-Channel」などを運営する傍ら、大手タイ企業・セントラル
グループのアドバイザーも務めるなど、タイの実業家でした。 1本の映画の成功をきっかけにアジア進出を

 

考えていた吉本興業は、お笑い スポーツ アイドルなど様々なコンテンツをタイで展開していく事を本格的に
考え、ウイムさんが代表を務めていたマノ・インタートレード社と吉本興業との合弁会社設立に至ります。

親日国・タイでは日本のアニメやゲーム関連のカルチャーは、既に かなりの認知度を得ていますが、
これがお笑いとなると文化が違う上に言葉の壁も重なり、乗り越えるべきハードルが多いようです。
だからこそ、日本人を知り尽くしたウイムさんのような人が先頭に立たないと難しいんでしょうネ。

 
 <平均スコアは85前後、ベストは72というウイムさん>

吉本興業の全体会議に出席するため、よく日本に行くそうですが、日本人の視点でタイに何かを
投入するのではなく、タイ人視点で日本からヒントを持ち帰って来るように考えているといいます。
また、日本からお笑いをそのまま持ってくるのではなく、タイ人に受け入れられるお笑いを
試行錯誤しながら届けたいと話しています。そう、もっともっと多くのお笑いを届けてほしいですネ。  



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