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こんなに速く姉妹で優勝を争う日が来るなんて驚きました!

2023年05月15日 | 日本のゴルフあれこれ

 日本国内ゴルフツアーで、またマンガストーリーが生まれましたねぇ~ これも感動ものです。

「RKB×三井松島レディース」にて 岩井明愛・千怜プロの双子姉妹(20歳)が、ツアー

史上初となる双子姉妹でのプレーオフ対決で 妹の千怜プロがツアー通算3勝目を挙げました。

 

最終日・最終組で優勝を競ったのではなく、どちらもトップとなってプレーオフでの競い

ですからねぇ~ 凄い展開でした。このような形で優勝争いをするなんて、尾崎兄弟でも

 

あったかなぁ~ 岩井姉妹は いつか、“最終日・最終組で一緒に優勝争いをするのが夢だ”

なんて、言っていましたが、いとも簡単にプロ転向三年目の20歳で実現してしまいました。

しかも昨日は「母の日」ですヨ。母の恵美子さんにとって、こんな嬉しい日はありませんネ。

 

最終日、千怜プロが首位と4打差の7位から出ると、7バーディー、ノーボギーの「65」と

猛チャージをかけ、通算11アンダーで並んだ姉の明愛・山下美夢有プロとのプレーオフに突入。

2ホール目にバーディーを奪い、逆転で昨年の「CATレディース」以来の優勝を決めました。

 

でも 妹の優勝を導いたのは姉の明愛プロかも知れませんヨ。運命のプレーオフ2ホール目で

姉はフェアウエーからの第2打を再びドライバーを握り「直ドラ」でグリーンを狙いました。

 

グリーン近くまで運んだのを見た妹は、一度はスプーンで打つことも考えたようですが、

“直ドラもありかな” と思ったそう。“よし、ここまで来たらファンを楽しませたい” と、

練習でもほとんどやったことがなければ、試合でも初めての「直ドラ」を打ちました。

 

すると、姉よりもグリーン近くに飛び(手前12ヤードかな)、これがバディに繋がりました。

結果論でしょうが、通常どおり3番ウッドで打っていたら、違う展開になったかも知れません。

 

今までに、姉妹でプロテストに合格した例は18組(3姉妹も含む)あり、いずれかがティー

チングプロの場合も含めると23組いたと聞きます。姉妹優勝は福嶋晃子と浩子、堀奈津佳と

 

琴音、岩井明愛と千怜の3組だけが達成していますが、同一シーズンで姉妹が優勝したのは、

今回の岩井姉妹が初めて。23組のうち双子は4組で、もちろん優勝したのは岩井姉妹だけです。

 

昨季の年間女王を交えた双子決戦の決着にグリーン周りのギャラリーは大歓声でした。全く

女子ツアーは見せてくれます。父の雄士さんは、“小学校の運動会でも二人でトップを争って

いたので、運動会を観ているようだった” と言っていました。今回も記憶に残る優勝でしたネ。  



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