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タイの僧侶も肥満で苦戦しているとか ・・・

2016年03月27日 | タイの名所、名物、料理
  
 タイもドンドン近代化が進んで、以前と大きく変化してきていることが、
多々ありますが、近年は太ったタイの人が、随分と増えました。

一昔前は 太ったタイ人って言ったら、お金持ちの中国系タイ人だけで学生など いませんでした。
今では BTSや地下鉄でも太った小中学生までも 多く見かけるようになりました。 

 

それが、タイの僧侶は全国で約 30万人いる、その約5割近くがメタボや肥満の 「太り過ぎ」 であることが
分ったそうです。 僧侶の42%がコレステロール値が高く、23%が高血圧症であり、10.4%が糖尿病を

抱えており、現代病のひとつである “生活習慣病” は、ついに、あの厳格、禁欲、節制などのイメージが
強いタイの僧侶にも及んでいるといいます。 僧侶といえば質素な食生活であるはずなのに驚きですネ。

チュラロンコン大学の調査によると、全国の公立病院が僧侶に対して行った医療費のうち、肥満が原因である
疾病に関する費用は、ここ3年間で3億バーツ (約9.6億円) を超えるといいますから2度ビックリです。

 

タイ上座仏教の僧侶は、1日1食ないし2食で、それも正午以降の食事は戒律違反となり、飲酒も禁じられ
本来であれば健康的な生活を送っているはずです。 とても 肥満だなんてイメージが湧きませんよネ。

なんで そ~うなるの? と、突っ込みたくなりますが、それは托鉢で寄進される食材の変化が原因だとか … …
上座仏教の戒律では、僧侶は人々が寄進した食物を摂ることが原則ですので、
自分で食べたい食事を注文したり、調理したりはできません。

近年の托鉢の頂きものの中には、大量の砂糖や脂肪が含まれている食材が多く、その結果、肥満した僧侶が増えて
しまっているようです。 信奉者から寄進される食物を拒否することはできません。 信者たちも “せっかくなら
美味しいもの” を渡そうという気持ちが強くなればなるほど、カロリーが高い食材になってしまうようですヨ。

 

かつての托鉢は、家庭で自炊したものを持ち寄るのが習慣でしたが、時代の流れとともに人々の生活も変わり
インスタント食品や出来合いの惣菜がパックになった “お供えセット” も多く、カロリーなど気にしません。

僧侶は 塩分や糖分が多いと分かっていても、頂くほかはありません。 また 激しく体を動かすことを
戒律で禁じられていますから、一般市民のような運動による健康管理はNGなんですって。 踏んだり
蹴ったり です。 社会が近代化しても僧侶ばかりは置いてきぼりです。

 

そう言えば一昨年でしたか、タイで著名な日本人僧侶が突然還俗した途端、タイ人女性と結婚したため、
性欲を抑えきれなかったのかという批判もされましたが、本当の理由は深刻な糖尿病だったそうですヨ。
インスリンの投与が必要となり、僧侶としての生活を続けられなくなって日本へ帰国してしまいました。

僧侶を対象としている仏教専門大学で、僧侶の肥満を防ぐ食べ物や方法を議論しているそうですが、
 これだって、まずは市民が その実態を考慮して、考えた托鉢しなければいけませんよネ。  



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2 コメント

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ブロイラー (ただの酔っ払い)
2016-03-27 11:09:47
タイに居る日本の僧侶に聞いた話ですが、タイでは肉が食べれるのでタイが好きと言っていました。
タイのブロイラーは成長を早くするためにⅬリジンを多く与えているようです。肉にリジンが残っています。
リジンは必須アミノ酸で子供には必要ですが取り過ぎるのも良くないと思います。
仏教の僧侶で肉を食べないのは日本だけのようです。
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酔っ払いさんへ (nagaichi)
2016-03-30 07:45:14
情報を有難うございます。
そうでしたか。 また一つ、勉強させていただきました。
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